【備忘】Synology NASのファイルにリモートでローカルファイルのようにアクセスする手順(Stataを快適に使いたい)
最近、カフェやサテライトオフィス等で自宅NASデータにアクセスする機会が増え、常々感じていた不便を七割五分解消できたので、備忘を書いときます。
前提
似たような悩みがある方向けのサンプル1となればと遺しますが、あくまで本記事は、ネットワーク素人の人間の備忘録です。またStata使用者、もしくはNASを介してプログラミングを普段される方以外には関連度は低いと思われます。
使用機器:Synology DS216j
接続機器:デスクトップ、ノートPC、スマホ、タブレット
状況
普段、Stataという統計ソフトを使用
Stataでは同一ディレクトリ内にある様々なデータをプログラムコードの記述、実施により加工、結合しながら作業を行う。
自宅環境では、ネットワークドライブの割り当てにより、ローカルドライブのようにデータ参照できるため、問題なく作業可能。
外出先でNASに接続する場合、File Stationにアクセスすることになるが、この場合、プログラム実施で関連データを認識できず、まともに作業が行えない。
→外出先でもローカルドライブのようにデータを参照する方法はないか?
対処
Synology NASでWebDAVを有効にして、ローカル、外出先ともにRaiDriveにより、アクセスすることにより、ディレクトリ参照先のアドレスを統一。
主な手順
パッケージ センターから「WebDAV Server」をインストールし、HTTPSを有効にする。
コントロールパネル→外部接続→DDNSで外部アクセスIPアドレス取得
コントロールパネル→外部接続→ルーターの設定でHTTPSアクセス用のルーターアクセスポイントを作成
RaiDriveをインストールし、上記外部アクセスアドレスにより接続
→本当は外で利用する機器(ノートPC)のみで、RaiDrive接続すればよいのですが、私の場合、なぜかドライブ割り当てとRaiDrive接続で下記の通り微妙にアドレスが変わってしまい、結果として同一プログラムコードを使用するのには適さないため、結局全機器で統一してRaiDrive接続することにしました。
ネットワークドライブ割り当て:「Y:\個別のフォルダ名」
RaiDrive接続 :「Y:\data\個別のフォルダ名」
主な参照先
追記
カフェのWi-Fi環境下でプログラムを実行すると、やや遅延アリ。
通信起因かスペック起因かは不明。まあ使えるので許容範囲だけどやや気になるかな―のレベル。
在宅環境:core i7 12700F UCOM光 1Gbps
リモート環境:core i5 8250U カフェなどの無料Wi-Fi