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「"親子両想い型英語共育"で日本の英語教育を変える!」−−ママであり先生でもあるもえなさんの挑戦
さまざまな経験を通して日本の英語教育に違和感を抱いたもえなさん
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もえなさん
1992年生まれ/生まれも育ちも千葉県
学生時代に留学を経験し、国際結婚/二児の母
現役英会話講師兼おうち英語習慣化コーチ
現在、二児の母として子育てに奮闘しながら、親子で英語を楽しむ新しい学習プログラム「MommiEnglish」を主宰しています。
もえなさんが目指すのは、子どもだけが頑張る英語教育ではなく、親子でともに成長し合う「両想い型」の英語共育。
今回、もえなさんがプログラムを立ち上げた背景や想い、そして親子で英語を習慣化するためのヒントを伺いました。
英語が苦手だった学生時代から、英語教育の道へ
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ーー英語に興味を持ったきっかけや、人生で大きな影響を受けた経験について教えてください。
私はもともと勉強が苦手で、英語も「算数よりはマシ」という程度でした。中学生のとき、小文字の「t」の下をはねて書いてしまい、テストで全問バツにされたのをきっかけに英語が嫌いになりました(笑)
ーー英語が嫌いだったなんて意外です!では、どうして英語を勉強するようになったのでしょうか。
もともと吹奏楽をやっていたこともあり、進路選択で音楽大学を志望していたのですが、両親に反対されてしまい、指定校推薦で進学できる大学に決めたんです。ところが、その大学では留学が必須で…そのとき初めて「あ、私留学するんだ」と気づきました(笑)
留学経験が英語力を伸ばすきっかけに
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ーー大学で改めて英語を勉強されたんですね。
そうですね。ただ、もともと基礎知識がなく、中学・高校の文法もできていませんでした。得意なことは、音楽をやっていたのおかげで耳がいいことくらい。それでもTOEICは300点弱で、リスニングも会話も全然ダメでした。
ーーそんな中での留学は大変だったのでは?
会話らしい会話もきちんとできず、耳が慣れたころに帰国するという短い留学期間だったので、本当に大変でしたね。
ただ、留学中にできた外国人の彼氏と遠距離恋愛になったことで、「次に会うときには普通に会話できるようになりたい」と思い、本気で勉強を始めました。
その結果、大学3年生にはTOEICが600点に上がり、会話もできるようになったんです。卒業後は航空会社に就職し、英語を活かす仕事に就くことができました。
子育てと学生寮の寮母経験から見えた英語教育の課題
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ーー国際結婚と子育てを通じて、英語教育にどのような課題を感じましたか?
長男を出産後、「ハーフの子どもは自然に英語を話す」と思い込んでいました。でも、英語を話す夫は朝の30分、夜の1時間程度しか子どもと顔を合わさない。圧倒的に英語の環境が少ない中、私が日本語で話しかけていたら子どもは日本語しか話さないということに気がつきました。そこで息子の発語のタイミングから英語を取り入れたんです。
ーーどのような変化がありましたか?
自然と子どもが英語で話すようになりましたね。また、学校で習った文法や構成は一切使わず、日常の中で使うシンプルなフレーズが重要だと実感しました。
環境の力で英語力を引き出す大切さ
ーー国際寮での寮母としての経験から得たことはありますか?
高校を卒業したばかりの子どもたちは、最初は頭の中で一生懸命考えて、日本語を英語に訳してから話をしていたのですが、寮の「イングリッシュオンリーポリシー」の環境下で半年過ごすと、自然に英語を使えるようになっていました。
その姿を見て、年齢に関係なく、環境が英語力を引き出すのだと気づかされました。
「親子両想い型英語共育」の可能性
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ーーもえなさんが主宰する「MommiEnglish」について教えてください。
親子で英語を習慣化することで、日常の中で楽しく学べるようになります。例えば、旦那さんと英語で会話をするとなるとハードルが上がるけれど、子どもに対して「今日学校どうだった?」「明日の準備した?」という簡単なフレーズから始めるだけでも大きな一歩になります。
MommiEnglishでは忙しいママでも英語を習慣化して継続的に取り組める仕組みを整えています。
ーーどのように継続をサポートするのでしょうか?
英語は継続が命です。私は「英語習慣化コーチ」として、受講生と伴走しながら、学習をサポートしていきます。たとえば、一緒に教材を解いてみたり、受講生が書いた英語日記の添削したり、おうちで英語を溶け込ませるためのアドバイスやフレーズを導入したり…
ただ、フレーズを暗記してもらうのではなく、パズルのように分解して、理解できるようになることで、単語を入れ替えて、英語を自分のスキルとして身につけてもらえるようにしています。
ママが理解できるようになると、子どもと英語でコミュニケーションが取れるようになりますし、そうやっていきながら、親子の成長を支えたいと思っています。
ーー伴走という言葉がぴったりなプログラムですね。
そうですね。一人でやるよりも一緒にやってくれてると思えた方が頑張れるし、やらなきゃ!っていう感情が出てくると思うんです。だから、密着するくらい伴走させてもらいます!(笑)
そうして、一緒にやることで私自身も復習になったり、こうしようとアイデアも出てくると思うので、win-winだと思っています。
未来への展望
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ーーこのプログラムを通じて、どのような未来を目指していますか?
子どもたちが英語を「テストのため」「点数のため」ではなく「人と話すためのツール」として好きになること。
そして、子どもの英語教育を子どもにやらせるのではなくて、ママに自分事として考えてもらうこと。
私もママになって思うことですが、ママってめちゃめちゃ偉大な生き物で、 ママが子どもの英語教育に関わらない、興味がないと子どもだって頑張る気が起きない。頑張る理由がないんです。
「なんで僕だけ。私だけ頑張らなきゃいけないの」
「ママは英語できなくても困ってない」
「ママだって苦手、嫌いって言ってんのに、なんで私たちはやらなきゃいけないの」
こんな風になってしまう。逆に、大好きなママが楽しく英語を話していたり、聞いていたり、歌っていたりしたら自分もやりたいと思うようになるんじゃないかなと。
そうした英語を通じて親子の絆が深まる環境、親子それぞれの可能性が広がる未来を一緒に築いていきたいと思っています。
ーー最後にママさんたちに改めてメッセージをお願いできますか?
レッスンに送迎だけしていれば英語が伸びるわけではないし、レッスンで受けたテストの結果だけを褒めても子どもは伸びないということをお伝えしておきたいですね。
あとは、語学力や英語力は一生の財産になるからこそ、お金のかけ方を間違えてほしくないなと思います。そして、パパも巻き込んで家族みんなで英語を楽しんでもらいたいです。
英語が苦手というところから、留学必須の大学に進学、留学を経て勉強に取り組んだというもえなさん。そんなさまざまな経験をしたもえなさんだからこそ生まれた「両想い型英語共育」
私自身モニターで参加させていただきましたが、「誰もが知っている単語やフレーズを組みあわせるだけでこんなにも英語へのハードルが下がるんだ!」ということに気が付きました。
こうして、親子の絆を深めながら英語を学ぶ新しい英語教育は、忙しい毎日の中でも取り入れやすく、英語学習を特別なものではなく“日常”として感じられるようになります。
親子で英語を好きになる第一歩として、ぜひ参考にしてみてくださいね。
▼MommiEnglishについてはこちらから
LPサイト:https://mommienglish.studio.site/
instagram:https://www.instagram.com/mommienglish_s2/
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