友達の家を全然知らない
結婚式の招待状を送るにあたり、ゲストの住所を収集した。
中高一貫校というのはみんなバラバラの場所に散らばっているのでなかなか友達の家を見る機会はない。
それに「中高の友達グループ」というか、「卒業後になぜか仲良くなった友達グループ」というのが近い。在学中はよそよそしく苗字に「さん」付けで呼んでいたため未だにみんなその呼び方だ。在学中に英国セミナーと国際ゼミがあり、卒業後にその参加者で集まった時意気投合した。
改めて新郎友人と新婦友人の住所がずらっと並んだエクセルをみて夫がひとこと。
「まきおかの友人、みんなお金持ちだね・・・」
私も思った。
別に誰も広尾だの松濤だのに住んでいるわけではないのだが、「ちょっといい住宅地」に住んでいる。
そして実家は全員一軒家。
マンション名書いてなくない?となって調べてしまった。
中高のコミュニティで私だけが実家がマンションであることを今更知った。
結婚した友達はさすがにアパートだが、それでもなかなか華々しい住所にお住まいだ。なんなら家を買ったので来年引っ越すらしい。このご時世に20代で都心の新築マンションを買えるふたりの財力に乾杯。これは勝手な想像だが、終のすみかとして買ったわけでもない気がする。
彼女たちの実家はシンプルに金持ちと我が家のようなサラリーマン小金持ちに分かれる。シンプルに金持ちの娘たちはまだ大学院生だったり、よくわからない仕事をしている。金を稼げないと生きていけないような切実さは一切感じられない。
サラリーマン小金持ちの娘たちはバリキャリである。
私だけが例外なのだ。なぜか実家がシンプル金持ちの娘と同じような価値観で生きている。
※シンプル金持ちといっても親が政治家だったり大病院の院長だったりということはない。いや、実際何して稼いでいるのかよくわからない。
これまでは親が同じ階層の人と付き合ってきたけど、これからは自身と同じ階層の人と付き合うことになるのだろうか。
私のこどもは私と同じ階層の親を持つ子と付き合うことになるのか。
なんかごめん私のこども。できるかわからないけど。
話変わるけど招待状を作るってたのしい。