【感想】美少女戦士セーラームーンCOSMOS

(内容に触れています。ご覧になっていない方はご注意ください。)
私はセーラームーン世代です。
ただ、90年代を最後にアニメにも漫画にも触れませんでした。
幼い頃に見たものと少しでも違うと思ったら、それを受け入れられないのではと思っていたからです。
でも、最終章と聞いて、自分も大人になったし、お別れになるのなら、観てみようと思いました。

セーラームーンを製作してくださった全ての方々に感謝します。

セーラームーンの変わらぬ声を演じてくださった三石さん、ありがとうございます。
三石さんのうさぎちゃんの声が大好きでした。
明るくておちゃめで、周りの人をいつも包み込むうさぎちゃんが好きでした。
うさぎちゃんが周りの人を大切にしているように、自分もそうしたいと自然と思えました。

ギャラクシアも素晴らしいと思いました。
うさぎちゃんとギャラクシアは全く違うようで、似ているように思いました。
仲間に囲まれて愛するうさぎちゃんと、部下を従えて意のままにするギャラクシアですが、やはり一人では寂しいという思いがあるからなのではと思います。
一人では寂しくて当たり前というような言葉もあったかと思います。

一人でいることを楽しんだりすることとは違う意味の孤独ですね。
これはこれで別の熟語が生まれればいいなと思います。
どう違うのかうまく説明できませんが、一人で過ごすことの楽しみと、他者と共有することの楽しみは別に存在すると思いますから、それぞれがあっていいものだと思います。

でも、ギャラクシアのそれは、一人でいることの楽しみではなくて、他者とわかり合いたいという自然な欲求だったように思いますから、うさぎちゃんと少し心が通い、自らの内の声に気付き、滅んでしまったときは悲しかったです。

最後はハッピーエンドなんですが、ずっとずっとうさぎちゃんと皆の未来が続いていってほしいと思いました。

最後になりましたが、個人的に、変身シーンでぐっと来ました。
懐かしかったです。
セーラームーン変わらず大好きです。