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アルメニア骨延長5日目(手術当日〜退院)
朝8時すぎにDrが病室に迎えにきた。
たわいも無い会話をし、手術室に歩いて向かう。
そのまま手術台にも自ら座り、点滴とマスクから薬剤を注入された。
いろんな薬剤を入れるんだなあと思いながらフェンタニルという言葉が聞こえ、「それ覚醒剤じゃなかったっけ」と考えていたら、麻酔で意識を失った。
リカバリールームで目を覚ました。
術後安定するまで非常時に対応できるように患者を、置いておく部屋だ。
麻酔が効いており痛みはなかったが麻酔による吐き気を若干感じた。
その後自室に戻されたが痛みは相変わらずなく、当日はそのまま一日中眠く寝ていた。
その時はこれが麻酔のおかげということを知らず、想像していた痛みとのギャップに油断してしまった。
その次の日から文字通り地獄が始まった。
まず当然ながら足の痛みだ。
片足6本ピンが刺さっている。しかも私は大腿骨LONだ。
脛骨の延長に用いるような細いピンは折れる可能性が高く使えない。
6.7mmはあるであろうピンが膝付近に2本、腰に3本、中央に1本計6本、それぞれ太ももの外側に刺さっている。痛いに決まっている。
またピンから出た血液が包帯を赤く染めており、果たして本当に手術が成功しているのか疑ってしまうほどであった。
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