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牧野フライスの想い
私は金属の塊が形になっていくのが好きでマキノに入社しました。お客様は形にするために、日々積み上げてきたノウハウを駆使し、想いを込めて形にしている事を知りました。その想いは日本だけでなく、中国も、全世界のお客様同じです。
工作機械はお客様にとって道具です。マキノの工作機械が凄いのではなく、使っているお客様が凄いのです。私はそのお手伝いが少しでも出来ればと努めています。
ニデック社の振る舞いを見ていると、売り上げ6000億円達成のためにマキノを買うようです。そこには金額の大きさが大事であって、ものづくりに携わる人に対する想いは無いように見えます。
マキノはPBR1を切り、株式市場だはダメな会社かもしれませんが、ものづくりに携わる方々には寄り添ってきたつもりです。それは評価されないのでしょうか。
ニデック社がマキノ購入後、どうしたいのか分かりません。報道によるニデック経営者のコメントを見ても、私には理解出来ません。
しかし多くのお客様から不安がる言葉を頂いているのを聞いても、ニデック社の考えと、私が考えるものづくりの現場とでは乖離があるようです。
ニデック社が言う工作機械の発展を、本当に考えているのであれば、他の方法があるはずです。
私は、ものづくりに携わる方々の想いを無視して、6000億円達成のために、お金ではなく、金で買うような気がして、今回のTOB提案、どうしても吞み込めません。
TOB提案が出てから1か月。会社ってなんだろう、マキノって何?と考えさせられました。
自分がマキノの社員であるうちに、自分の想いを残したいと思いました。