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自己受容って、結局どういうこと?
「自己受容が大事」ってよく聞くけど、実際にどうすればいいのかピンとこない。
「ありのままの自分を受け入れること」とか言われても、「受け入れるって具体的に何をどうすればいいの?」ってなる。
たとえば、「自分はダメなところがあるけど、それもOK」って思えば自己受容なのか?
それとも、「ダメなところも含めて自分だし、愛そう!」って思うこと?
いや、そもそも「ダメなところ」って思ってる時点で受容できてないんじゃ?
実は、俺もここがずっとわからなかった。
「自己受容が大事!」って言われるたびに、「で、結局どうすりゃいいの?」ってモヤモヤしてた。
でも、この「モヤモヤ」こそが、自己受容の入り口だったんだ。
自己受容=「ダメな自分をOKにする」わけじゃない
よくある誤解として、「自己受容=ダメな自分を許すこと」と思われがちだけど、それはちょっと違う。
俺も昔、これを勘違いしてた。
「どうせ俺はダメ人間だから、このままでいいんだ」みたいな開き直りが自己受容だと思ってた。
たとえば、毎日寝坊して遅刻しまくる人が「これがありのままの自分だから!」って言ったら、それは単なる現実逃避。
かといって、「こんなんじゃダメだ、もっとちゃんとしろ!」って自分を責めるのも、自己受容とは違う。
自己受容とは、今の自分を等身大で見てあげること
自己受容とは、
「今の自分を、ちゃんと見てあげること」 だ。
たとえば、俺は昔から「やる気の波が激しい」ところがある。
やる時はめちゃくちゃ集中するのに、一回気持ちが切れると全然手をつけなくなる。
昔はこれが嫌で、「なんで俺は継続できないんだ!」って自分を責めてた。
でも、ある時「そもそも、なんでやる気が続かないんだろう?」って考えてみたんだ。
やりたいことじゃなくて、やらなきゃいけないことばかりやってるから?
途中で飽きるのは、そもそも最初の目標設定が合ってないから?
環境のせい? タスクの細かさのせい?
こうやって「なぜ?」を探っていくと、
「俺は大きな目標を設定しすぎるとプレッシャーで動けなくなるんだな」とか、
「締め切りが近づくと逆にやる気が出るタイプなんだな」とか、
自分の特性が少しずつ見えてくる。
この「自分をちゃんと知る」ことが、自己受容の第一歩になる。
自己受容=「自分と仲良くなること」
自己受容ができないと、自分の中で戦争が起こる。
「もっと頑張れよ!」って言う自分と、
「いや、もう無理だよ…」って言う自分がぶつかり合って、どっちも譲らない。
結果、エネルギーだけ消耗して、何もできなくなる。
これって、人間関係でもよくある話だ。
誰かと仲良くなりたかったら、まずは「相手を知ること」から始めるよね?
「この人はこういう考え方をするんだな」と理解できると、ちょっと歩み寄れる。
自分との関係も同じで、
「自分はこういう時に落ち込むんだな」とか、
「こういう状況だとモチベーションが上がるんだな」とか、
まずは「知る」ことが大事。
たとえば、俺は昔「完璧主義」のせいで、何かを始めてもすぐ挫折してた。
「ちゃんとやらなきゃ意味がない」と思ってたから、少しでも上手くいかないとやる気をなくす。
でも、「俺は完璧を求めすぎると動けなくなるんだな」と分かってから、やり方を変えた。
最初から完璧を目指すんじゃなくて、「まずは適当にやってみる」 ことを意識するようにしたら、前よりずっと楽に動けるようになった。
これが、自己受容の力だと思う。
「受け入れる」と「変わる」は矛盾しない
「自己受容したら成長できないんじゃ?」という疑問はよくある。
「今の自分を受け入れたら、それで満足してしまうのでは?」という不安。
でも、実際は逆だ。
自己受容ができると、「変わるための土台」 ができる。
たとえば、「自分はすぐ飽きるタイプだ」と受け入れると、
「じゃあ、飽きても続けられる仕組みを作ろう」と工夫できる。
逆に「飽きっぽいのはダメだ!」と否定していると、
「自分はダメな人間だ…」と落ち込むだけで、何もできない。
つまり、
「変わるためには、まず自分をちゃんと受け入れることが必要」 ということ。
自己受容とは、
「今の自分のままでOK」と開き直ることじゃなく、
「今の自分をちゃんと理解した上で、どう成長するか?」を考えるためのプロセス なんだ。
自己受容は、結局どうすればいいの?
じゃあ、具体的に何をすればいいのか?
結論として、「自分を知ること」 に尽きる。
自分はどんな時に落ち込むのか?
どんな時にやる気が出るのか?
どんな環境だと頑張れるのか?
逆に、どんな環境だとストレスが溜まるのか?
こういう「自分の取扱説明書」を作るような感覚で、自分のことを観察してみる。
そのために役立つのが、「書くこと」 だ。
日記でも、メモでも、なんでもいい。
考えたことを言語化すると、頭の中が整理されて「自分はこういう人間なんだな」と見えてくる。
書くのが苦手なら、「誰かに話す」のもいい。
カウンセリングでも、コーチングでも、友達との会話でもいい。ココナラだっておすすめ。
こうやって少しずつ「自分のことを知る」ことが、自己受容につながっていく。
自分と、ちゃんと向き合ってみる
自己受容とは「自分の全部を肯定すること」ではなく、「自分とちゃんと向き合うこと」 に尽きる。
良い部分も、悪い部分も、ひっくるめて「自分ってこういうやつなんだな」と理解すること。
その上で、「じゃあ、どう生きていきたい?」と考えること。
そうやって「自分と仲良くなる」ことができたとき、人生は今よりもう少し、ラクになって、楽しくなるはずだから。
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