ファッションで笑顔を取り戻す
こんにちは。
牧 菜々子です。
私は小さい時、「笑顔がいいね」とよく言われました。
親も祖父母も、かわいがってくれました。
それが、高校生、大学生になり、現実が見えてきて、笑顔だけじゃどうにもならないことが増えていき…。
自分に自信がなくなったからこそ、ファッションが好きになった。
私がファッション好きになったのは、「自分に自信がない」という切実な思いが原点でした。
そこから、トレンドを知り、人気のショップを覚え、少ないお金で満足のいくスタイリングをするのが楽しくなっていきました。
流行とは違うマイブームがやって来たときには、リサイクルショップで理想的なアイテムを探すことも。
高級ブランド品も中古で手に入れ、品質と価格の関係についても経験を積んでいきました。
初めての出産後に育児ノイローゼになった時も、回復してきたかどうかを測るバロメーターは、ファッションでした。
そのことをブログで発信したら、読んでくれる人たちが出てきた。
経験を記事にしたら、喜んでくれる人がたくさん出てきました。
流行を牽引する側(ブランドやインフルエンサー)ではなく、流行を受け取る側からの情報発信が求められる世の中にもなってきていました。
自分が出した価値が、形を変えて、自分に還って来る。
そのことがあれば、生き方としても、あれもこれもと足すのではなく、抱えてしまっているものを削ぎ落としていけるのだということがわかってきました。
そして、「さらにファッションを追求してもいいんだ」と、自信が持てるようになったのです。
自分に自信がなかったからこそ、好きになったファッション。
発信し、抱えているものを削ぎ落としてもなお自信が持てるようになったら、小さい頃にいいと言われていたような笑顔が、本当の意味で毎日に戻ってきました。
小さい頃は、自信を私も持っていた。
その時が、やはり良かったのではないかと思うのです。
そして、その頃の私は、今もいる。
そのことが、はっきりとわかります。
祖母から笑顔を褒められた、あの頃の私のままでいい。
そこに、ファッションという味方が加わりました。
まだまだこの先、今までの人生の年数かそれ以上の長い期間がある。
この早い段階で、迷わずに進んでいけると確信できるのは、本当に幸せなことです。
私に、小さかった頃の笑顔を取り戻させてくれた、ファッション。
これからも、ファッションと一緒に進んでいきたいと思います。