ミニマリストが手放したモノ(住宅編)
はじめに
私がミニマリストになって手放したモノ、住宅編を紹介したいと思います。
私の家では、リビング・ダイニングでは、ソファーやチェスト、ダンニングテーブル等の大きな家具を一切置いていません。
ガランとした空間に、ローテーブルが一つあるだけ。
そこで、食事をしたり、仕事や執筆作業をしたりしています。
戸建て住宅の呪縛
以前は郊外の広い庭がある戸建てに住んでいたのですが、当時はダンニングテーブル、チェア、ソファー、テレビボード等、一般の住宅にはあるモノがありました。
数年前にはそれらを全て手放し、大阪近郊にあるアパートに引っ越しました。心機一転、親子3人での出発でした。
引っ越しに伴い、大きな家と庭を手放したと同時に、大変だった毎日の家の掃除、庭の草むしりも手放せて一気に心が軽くなりました。
陸の孤島
元々は別荘だった二階建ての自宅は、掃除機をかけるのもひと苦労。憧れだった広い庭は、むしってもむしっても草が生えてきて、優雅に過ごすつもりだった週末は毎週のように草むしりに時間を取られてしまい本末転倒。
当時の私は、本当に心身共に疲れ切っていました。そんな経験を経て、現在親子3人でコンパクトな2DKの間取りのアパートで平穏に暮らしています。
引っ越しに伴い手放したモノは数え切れないくらいにありますが、郊外の戸建てと雑草が生え放題だった広い庭、住宅ローン、燃費の悪いSUV、全て手放しました。
憧れの広い戸建て住宅は、関西でも「陸の孤島」と呼ばれる地域に購入してしまったのあり不便でしかありませんでした。
持ち家は「財産」か「負債」か?
郊外なので車は必需品で、燃費の悪いSUVに乗っていたのもありガソリン代だけでも月に5万は支払っていました。
ガソリン代や保険代を合わせると車の維持費はとんでもなく高く、それでも必要経費だと思って仕方なく支払っていました。
今振り返ると、持ち家と車は「財産」ではなく「負債」、私にとってリスクでしかありませんでした。
特に、郊外に家を買ってしまうと通勤に時間がかかったり、立地条件が悪いので売却したくても買い手が付かない。
そもそも持ち家なので気軽に引っ越しが出来ない、ローンの支払いがあるので転職も気軽に出来ない等のリスクがありました。
呪縛からの解放
それらのモノを全て手放した現在、「住む場所の自由」「職業の自由」「生き方の自由」などの選択肢、いろいろな事から縛られなくてもいい「自由」が生まれました。
「持ち家」か「賃貸」か?論争
ミニマリスト界隈でも、「持ち家派」の方、「賃貸派」の方、いろいろな価値観があり、いろいろな方がいらっしゃるかと思います。
私の意見はあくまでも個人の私見であり、誰にでも当てはまるものではないと理解はしております。ただ、私は持ち家を手放して良かったなと今は思っています。
賃貸のメリットとして、ライフスタイルの変化に合わせて引越しが出来る、万が一災害に遭ったとしても住み替えが出来る等のメリットがたくさんあると思います。
しかし、賃貸なのでDIYをする等、自分の好きなように間取りを変えられないといったデメリットがあります。
また集合住宅の場合、居住空間が密接している事が多く、洗濯機使用や入浴時間、騒音等の問題に対し近隣住民の方に常に気を配らなければいけないといった、少々肩身が狭いといったデメリットはあるかと思います。
それらのデメリットを含めてもなお、私は賃貸に住むメリットは多いように感じています。
きっと、これから先もずっと私は賃貸に住むと思います。
おわりに
出来ればもっと身軽に、スーツケースひとつで旅するように暮らしたい...。
当分は、子育てが落ち着くまでは物件を借りて住むと思いますが、またホテル暮らしが出来る機会があれば是非挑戦してみたいなと思っています。