少ないモノで豊かに暮らす
はじめに
私はミニマリストとして、主にTwitterとブログで少ないモノで暮らす事の良さを日々発信しています。
最初は、「ミニマリスト見習い」として自称していましたが、名乗ってしまえば誰もがミニマリストだと思い、それ以来、自分の事を「ミニマリスト」と名乗るようになりました。
ミニマリストの定義は曖昧で、自分にとって必要最小限の持ち物であればそれはミニマリストと呼びます。
モノが少なければ少ない程良いといった、極限のミニマリストは存在しますが、私は家族持ちミニマリストなので、ミニマリズムに究極は求めない事にしています。
最終的な目標は、スーツケース1つで旅をするように身軽に暮らす事です。
人生の最期には、着替え1着分の荷物を所有したような状態で、この世に別れを告げられたらいいなと思っています。
ミニマリストになったキッカケ
私がミニマリストになったキッカケは、このブログで何度もご紹介してきましたが、私が中学生の頃、私は不要なモノを沢山所有していました。
ある日、片付けても片付けてもモノが右から左に移動するだけで、スグに散らかってしまうのは収納に対してモノの総量が絶対的に多いという事に気付いてしまいました。
それが私にとってモノを減らす最初のキッカケとなりました。
私は、アメリカの高校や大学に行っていたのですが、パッキングをする時に最悪お金とパスポートがあれば人間何とでもなる事に気が付きました。
それを境に、引っ越しを重ねる毎に荷物が減っていきました。
結婚をし、子供が生まれたりして、ライフステージが変わる時には、家具や家電等の荷物の増減はありましたが、離婚等のライフイベントの引っ越しを経てまた身軽になりました。
それ以来、自分にとっての必要最小限のモノで暮らすようになりました。
少ないモノで暮らす事の恩恵
私は、賃貸の2DKの間取りの小さなアパートで家族3人で暮らしているミニマリストです。
我が家は、いつも訪れる人が私達家族が引っ越したばかりだと思うくらいにモノが少ないです。
現在のアパートには引っ越してきてから5年が経ちますが、相変わらず荷物が少なく、色々と試行錯誤を繰り返した結果、食器棚と木製キャビネットを購入しました。
食器棚を購入する前までは、備え付けのキッチンの棚に食器類を仕舞っていましたが、私が上段の棚の食器を取り出す際に危うく転倒しそうになったのをキッカケに食器棚の購入を決意しました。
キャビネットは以前から購入したいと常々思っていたのですが、大きな家具を家に置く事に不安があったので購入を検討しつつ2年の歳月が流れていました。
それまでは、無印良品のポリプロプレン製の収納ケースを15年程転用し、長年使っていましたが、不便な事も多く新たに無印良品の木製キャビネットをお迎えする事にしました。
元々、荷物を極力増やしたくないという気持ちが強く、特に大型の家具を購入するのには慎重になっていましたが、木製キャビネットを購入してから3年が経過しますが、汎用性が高く収納力もあり部屋がスッキリと片付くので買って本当に良かったと思っています。
我が家の大きな家具は、食器棚と木製キャビネットの2つだけです。
一般家庭と比べたら、家具らしい家具はない我が家ですが快適に暮らせています。
不要なモノと不快なノイズとの関係
モノは多ければ多い程、脳のメモリを奪い、不快なノイズとなって知らず知らずのうちに私達を疲弊させます。
いつもあなたが原因不明の疲れが慢性的にあるのならば、不要なモノが発する不快なノイズのせいだと今一度疑ってみた方がいいかも知れませんね。
不要なモノがないだけで、私達はスッキリとした気持ちで生活する事が出来るのです。
本当の豊かさとは
皆さんは、人にとっての本当の「豊かさ」とは一体何だと思いますか?
豊かさとは、お金を沢山持っていて、大きな家に住んで高級車に乗るようというような、皆が羨むような生活を営む事でしょうか?
逆に、「貧乏」とは一体何でしょうか?
世界で1番貧しい国の大統領であるムヒカ氏は「貧しい人とは、いくら持っていても欲しがり満足が出来ない人」と言っています。
ムヒカ大統領は、そういう人達の事を「貧しい人」と定義しており、決してお金がない人の事を言っている訳ではありません。
確かに、お金を沢山持っていても不幸だと言う人は、この世には沢山存在するようです。
本当の豊かさとは、お金を沢山持つ事でも、大きな家に住む事でも、高級車を所有する事でもありません。
なぜなら、本当の豊かさや幸せはお金では買えないからです。
「足るを知る」という言葉があるように、今「ココ」にある幸せに感謝して生きていくのが、幸せになる為の最短の道程かも知れません。
おわりに
本当の豊かさとは、幸せとは、日常の中にこそあります。
幸せとは、日々の暮らしの中で小さな幸せの欠片を拾い集める事だと私は思っています。
少ないモノで暮らす事により、モノが少なければ少ない程、日常の中にある小さな幸せに気付き易いのかも知れません。
毎日が幸せの連続ならば、それは幸せな人生を送っていると言えるでしょう。
本当の豊かさとは、お金で買えるものではなく自分自身で見つけるものです。
また、私の経験上ではありますが、人生の幸福度はモノの多さと反比例するように、少なければ少ない程、幸せに近付きます。
少ないモノで豊かに暮らす事を実践して、皆さんも本当の幸せを手に入れませんか?