オリンピック2020 卓球女子団体戦 中国に敗れ、銀メダル獲得
日本は団体でロンドンの銀、リオデジャネイロの銅に続く、3大会連続のメダルとなったが、中国の壁を破れず、銀メダルに終わった。
第1試合のダブルスは、石川佳純、平野美宇のペアが出場し王曼昱、陳夢のペアと対戦。第1ゲームをとったものの、第2ゲームで差をつけられ、第3、第4ゲームも競り合った末に落として敗れた。中国を追い込む場面がいくつもあったが最後までセットを取り切ることことができなかった。
第2試合は、日本のエース伊藤美誠が、シングルスの準決勝で敗れた孫穎莎と再戦。第1ゲームはリードをしていた中から逆転を許してしまい、孫に取られてしまう。伊藤は中々流れをつかめずにいるうちに孫が伊藤のボールに慣れ、果敢な攻撃に伊藤が守りになってしまい、第2ゲームを落とした後、第3ゲームは伊藤の戦術転換が型にはまり、11-3と取り返した。しかし、勝負所だった1・2ゲームを取っていた孫には心のゆとりがあり、第4ゲームですべてのボールに対して攻撃を仕掛けて来た。後がない伊藤はセットを落とせない焦り、すべてのボールで攻撃を仕掛けられたことで防戦となり、勝機を掴めず、敗れた。
第3試合は、平野と王の対戦。第1ゲームを5-11で落とすと、第2ゲームも開始から3連続ポイントを許して平野がタイムアウト。次の1点を取り反撃。平野の得意な高速ラリーで3-3に追いつき逆転した。中盤にポイントを重ねたが、ワンも崩れず7-7に追いつかれる。終盤まで競り合い9-9。ここから続けてポイントを落とし、第2ゲームも奪われた。後がない第3ゲーム。開始からリードを奪われた平野。追いつけずに敗れた。
銀メダル獲得の石川、伊藤、平野おめでとう。中国の壁は厚いが今度はリベンジを果たしてほしい。