オリンピック2020 女子シングルス 伊藤、準決勝で中国次世代エースに敗北
伊藤美誠(20)中国次世代エースの孫穎莎(中国)に0-4でストレート負けを喫した。決勝進出はならず、同日夜の3位決定戦へ回ることが決まった。
孫は伊藤と同年代の20歳で、互いの存在を励みに切磋琢磨してきた。金メダルを目指す上で難敵だったが、その壁は高かった。勝負の分岐点になったのは第2ゲーム。9-3とリードしながら8連続得点を奪われるなど逆転された。
このセットが全ての試合の流れを決めた。1セット目は3-11と点数上は大差をつけられ取られた後の2ゲーム目で伊藤は攻めの姿勢を変えず、果敢に攻め続け、6点差をつける。このセットは誰もが伊藤が取ったと思われたが、攻めのミスが出てしまい、盛替えされてしまう。9-9の同点の時に先に10点目を取れればまだ流れは伊藤にきてくれたと思うがここでも孫に先に点を取られてしまい、そのまま勝利の女神は伊藤へは振り向いてくれなかった。
今大会伊藤はセットカウントだけで見れば0-4と大敗の様に思えるが、試合内容は一進一退の攻防、激しい打撃戦で、両者の失点する時も自身の攻撃の時であった。失点字も台スレスレで得点になってもおかしくないボールばかりだった。試合の流れを引き込む場所で確実に点数がとれるかが勝負の分かれ道の試合で伊藤よりも得点率があった孫に軍配が上がった感じだ。伊藤も2ゲーム目をものにして取っていたら、フルゲームにもつれる試合であわよくば勝利していたかもしれない。試合の流れは恐ろしい。
伊藤もまだ団体戦が残っているのでこの敗戦をひきずらず団体戦で孫へリベンジしてほしい。がんばれ!伊藤!
伊藤はシングルスで3位決定戦を本日控えているので石川をユー・モンユーと対決するので、石川の敵討ちをして銅メダルを獲得してほしい。
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