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低スペック中古ノートパソコン 中古パーツで改造!!(4)
前回はパソコンの改造に使用する精密ドライバーについて紹介した。
今回はCPU交換するときに使用するグリスについて紹介する。
CPUグリスには大きく3種類ほどある。シリコングリス、シルバーグリス、ナノダイヤグリスがある。そもそもCPUグリスはなぜ必要なのか?
CPUは使用すると熱を帯びてくる。この熱を適切に発散できないと熱暴走を起こす。CPUの処理が遅くなったり、最悪は壊れて使えなくなってしまう。熱の発散を風で対処する為にパソコンにはファンが搭載されており、熱交換のフィンに風を当てている。熱交換のフィンとCPUは接していてCPUの熱をフィンに伝熱している。ここ伝熱にも効率が悪ければ熱を発散できずにCPUに熱溜まりが多くなってしまう。グルスの伝熱力で効率を上げている。これがCPUグリスが重要な理由である。
伝熱量の良さでCPUグリスは値段も変わる。伝熱の悪い順からいうと
シリコングリス < シルバーグリス < ナノダイヤグリスになる。
CPUの交換に使用するグリスはナノダイヤを薦める。自分もナノダイヤを使用しているのが理由の1つだが、アマゾンで安く仕入れられるのでわざわざ性能の低いシリコングリスを選ぶことはないと思う。
参考にシリコングリスも載せておく。
グリス性能の伝熱は「W/mK」で記載させているので、数値が高いほど性能がいい。
次回は改造用のCPU調達の場所を紹介していきたい。
次回もお楽しみに。