卓球 日本式ペンには夢がある。(2)
前回、日本式ペンのバックハンドについて紹介した。
日本式ペンはフォアハンドは強いがバックハンドが振ることが難しく、バックにボールを送られるとブロックか、ショート(バックハンドの押し)しか出来ず、連続攻撃ができないことが一番使用者が離れる理由と思う。
シェークハンドと中国式ペン(裏面利用)はバックにボールを送られてもバックハンドドライブが出来るため、ずっと連続攻撃ができるのと安定してラリーを続けられることから使用者が年々増え日本式ペンは姿を消してしまった。有名なプロ選手でもシェークハンドが主流である。
そもそも、日本式ペンはバックハンドは振ることができないのか??
自分はそんなことは一切ないと思う。現に前回の記事でバックハンドを連打してしっかりとコースに打ち込むことができている。
日本式ペンとシェークハンドでバックハンドを振る時、腕の動きをよく見ると起点としている軸の場所が全然違う。シェークハンドは基本がフリスビーを投げるように肘が軸になる。日本式ペンは肘を軸にするとラケット面を被せきれず角度が浮いてしまうので、オーバーミスをしてしまい日本式ペンはバックを振れないと錯覚してしまう。日本式ペンの起点軸は肩にして肘をお腹側に入れるようにして振るとそこまで手首を無理やり曲げてラケットを被せなくても角度が浮かないので振り切れる。