【費用は330円】子どもの胃腸炎、ファストドクターのオンライン診療がとても快適だった話
保育園からのお迎え要請コール、きっと感染性胃腸炎
さまざまな感染症が猛威を振るっていた年末。我が家も例に漏れず、「娘さんが嘔吐しました」と保育園からのお迎え要請をいただいた。
発熱・咳・鼻水など、一般的な風邪症状なら近くの小児科に行くだろう。しかし、朝から下痢気味の赤子を抱え、自身も「なんかちょっと気持ち悪いかも?」と違和感を抱えているわたし、我が家で感染性胃腸炎が蔓延している可能性が高い。
いつ吐き気を催すかわからない私が、これまたいつ嘔吐するかわからない幼児と赤子を連れて病院に行く気力は、正直なかった。
そこで、スマホにアプリをいれていた『ファストドクター』の存在を思い出した。
ファストドクターの存在を思い出す
ファストドクターの主なサービスは、夜間や休日、受診の必要性が高い人を優先し、医師を自宅に派遣してくれるというもの。
往診してもらいたいのは山々だ。しかし現在平日昼の2時、娘は嘔吐・腹痛があるものの、水分も取れていて比較的元気、受診に値する存在ではない。。。そしてそもそも、平日の往診は夜からだから、すぐの利用はできない。
一瞬諦めかけていたところ、アプリ内に『オンライン診療』の表示を見つけた。
かかりつけ医ではない、小児科医のオンライン診療はやはり少し抵抗があった。でも今回はおそらく感染性胃腸炎だし、脱水症を防ぐ以外にできることは特にない。ほかの重篤な病気の可能性さえつぶせれば、大きな問題にはならないだろう。。。
そんな思いでエイヤと受診を申し込んでみたら、それはそれは素晴らしい対応で感動してしまった。
ファストドクター・オンライン診療のいいところ
①待ち時間がわかりやすい
アプリ上に待ち時間が表示されているので、受診が始まるまでイライラしたりヤキモキしたりしないで済んだ。そして当たり前だが待つと言っても家の中。なんて快適なのだろう。時間帯や時期によると思うが、娘は20分ほど待っただけで受診できた。
②オンライン仕様の診療・かかりつけ医への橋渡しもわかりやすい
そしてたまたまかもしれないが、小児科の先生の対応がとてもあたたかく、かつ的確だった。
オンライン画面越しに娘の表情を見て、深刻な状況ではないことを確認すると、親であるわたしにお腹のあらゆる部分を押して痛がらないか確認するよう指示をくださった。
その結果、盲腸などの重篤な病気ではないと判断。嘔吐から下痢へ症状が移れば感染性胃腸炎の可能性が高いが、2~3日ほど嘔吐が続くようなら違う病気の可能性もある。かかりつけ医を受診してくださいとのことだった。
触診できないからこその工夫もあったし、こんな症状が続けば対面診療が必要、といったように、かかりつけ医への橋渡しも分かりやすかった。
オンラインで出来ること、出来ないこと、それをしっかり線引きし示してくれたので、親としても安心できる診療だった。
③待たずに薬を受け取れる
薬は翌日以降の配送か薬局での受け取りかを選べる。今回は水分補給をスムーズにするため、一刻も早く吐き気止めが欲しかったので、薬局での受け取りを選択した。
事前に受け取り希望の薬局を選択しておくと、ファストドクターが薬局へ直接処方箋を送ってくれる。
受診から1時間ほどたって、薬局から「お薬がご用意出来ました」と電話がかかってきた。もはや薬局で薬の処方を待つ必要もなかった(ただし、薬局によって対応が違うかもしれません)。
④かかった費用は330円のみ
私は都内住みなので、子どもの医療費は無料だ。医療証をアプリに登録しておけば、それは、今回のオンライン診療にも適用される。かかった費用は、処方箋を薬局に送るためのシステム利用料、330円だけだった。
(往診や深夜・休日の利用は料金が加算されるかもしれません、それぞれご確認ください)
オンライン診療が活用できるケースはまだまだある
実はオンライン診療の利用はこれが初めてではない。私は再発を繰り返す口唇ヘルペス持ちで、休日の義実家帰省中に発症した際、利用したことがある。病院がほとんど開いておらず、開いていても激混みの状況だったので、すぐに処方箋を出してもらえ、非常に助かったのを覚えている。
既に再発を繰り返している場合、確実にヘルペスだと自覚できるし、いち早く抗ウイルス薬を飲むことが必要な病気なので、オンライン診療はとても適していると思う。
他にも、子どもの軽度な湿疹などはオンライン診療で速やかに診察してもらい、適切な薬を処方してもらえば、通院の手間も省け、回復が早そうだなぁと思った。
もちろん対面で診てもらうのが、一番確実だとは思う。しかし、人生常にベストな選択肢がとれるわけではない。ベターな選択肢の一つとして、オンライン診療のご活用をおすすめしたい。