下川陽太選手の退団によせて
下川選手。
山雅を退団すると聞いた時、驚きでした。
初めてシモのことを知ったのは、DAZNのハイライトで見た2018A大宮戦。
まだその時は、推しじゃありませんでした。
直接好きになったのは、2021H琉球戦。
あの時はチーム全体が重い雰囲気の中で、山雅サポの強みでもある声出し応援もできず、なかなか成績も上向かなかった。
この試合も先制はしたけれど、結局琉球に2失点して逆転負け。
南ゴール裏から見ていましたが、本当に苦しかった。
そんな時、整列しながら号泣するシモの姿を見ました。
ああ、こんなに山雅のことを想ってプレーしてくれるんだと。こんなにも「悔しい」感情を全面に出してくれるんだと。
声出しができない環境で、余計にその姿が自分の心に刺さりました。
2022年。迷った末に背番号8のユニを買いました。
本職は左SBなのに、チーム事情で右SBもやって、本当は左足でクロスを上げたいだろうけれど、慣れないであろう右足でクロスを上げる姿がとても印象的でした。
守備ではとても献身的で、見ていて安心できました。
2023年。霜田さんが監督になり、山本龍平選手との左SBの競争になりました。
前年からの守備の安定度は継続して高かったけど、攻撃ではとにかく味方との連携を重視したり、相手を抜き切るのではなく、その場で切り返して右足でクロスを上げていた印象。
おそらくプレースタイルが、霜田さんの求めるサッカーに微妙に合わなかったんだろうと個人的には思っています。
メディアの対応も素晴らしく、ヤマガプレミアムのコメントではしっかりとした真面目な分析を届けてくれる一方で、インスタやTwitterでは砕けた言葉で発信をしてくれて、まさに名前の通り「陽」の気が流れていて、選手との付き合いもいいんだろうなと勝手に思っていました。
同性ながら、勝手に自分の理想像に重ね合わせてしまっていたかもしれません。
来年どのクラブでプレーするかは分かりませんが、どこへ行っても間違いなく応援しています。
2022年の背番号8番のユニは、これからも一生の宝物です。
山雅に来てくれて、推させてくれて、ありがとうございました。
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