左利きnote1:左利きだから教えられない?
やぁ、 kiki だよ。
ボクは、カップに描かれているハチドリ。
ボクの持ち主・まきまきサンは左利きの話を教えてくれる。
今日は、左利きに気がついた時のこと、お母さんに言われて今も忘れられない言葉にまつわるエピソードだよ。
特に左利きの子がいる親御さんに知って欲しいな。
物心ついた時には、左利き
まきまきサンの左利きはじめは入園時。
幼稚園の先生に左利きの指摘をうけ、どちらの手を使うか選択するよう言われ、まきまき母さんは内心ショックでした。
というのも、まきまきサンの家系は、父方の祖父母が揃って左利き(昔だから2人とも矯正されて右手を使っていた)。遺伝なんだわーと思ったそう。
一方、母方は祖父母、伯父伯母、従姉妹・・・・・20人以上いる親族全員右利き。
まきまき父さん、まきまき母さん、まきまき弟さんも右利き。
左利きが身近にいませんでした。
まきまき父さんは、自分の両親を見ていたので無理に直さず、そのままにしようと決めた。
左利きに気がつくのは、物心がつく前だから本人より周囲なんだよね。
そして、クロスドミナンスになる
まきまきサンが、左利きを自覚したのは文字を書くようになってから。
左手で書くと、どうしても鏡で映す文字になっちゃう(鏡に映すと普通に見える)。
それに横書きのノートって、右に向かって書くから、左手で書いた文字に手を載せてこすれてしまうんだって。
文字だけじゃなく、クレヨンのお絵かきもしかり。
そこで、まきまき父さんと母さんは書くのは右手に矯正しようと書道教室へ通わせた。だから書くのは右手なんだ。
まきまきサンみたいに、用途で使う手を分けるのを「クロスドミナンス」って言うらしい。
これは、まきまきサンも最近まで知らなかったって。
「左利きだから教えられない」
・・・・・・これはまきまきサンが子どもの頃、まきまき母さんから言われた忘れられない言葉ベスト3の一つらしい。
家で台所のお手伝いをしようと左手で包丁を持っていたら、右利きのまきまき母さんと包丁の向きが違うから、教え方がわからないし手つきがおっかないと言われたんだって。
まきまき母さんにとっては素直な感想だとしても、身近な大人が親しかいないような子どもの頃って、親から拒否される破壊力はハンパない。だから、今も忘れられない言葉なんだって。
これ左利きの人ならわかると思うけど、まきまきサンは右利き用の包丁を左手で使っていた。
だから思うように切れず、それを見たまきまき母さんはおっかないと思ったんだね。
右利きの人は苦労もせずに当たり前のように切れるから、刃物に向きがあること知らないよね。もちろん、ボクも知らなかった。
まきまきサンは大人になってキャンプ教室へ行ったとき、鉈で薪を割る練習の時に、刃の向きがあることを知ったって。
左利きは日常生活のちょっとした場面で不便があって、事情を知らない人の何気ない言葉で傷ついているんだね。じゃあ、またね。