見出し画像

灯りを消してみましょう|今日も京とて、お番茶日和(5/19)

2020年5月17日(日)
バラに洗面器風呂。体温は36.5度。お祝いのメッセージをたくさんいただく。SNSに、芍薬とバラの写真をアップしている人が多かった1日。夕方、窓を全開して電気をつけず、スタンバイ。法然院からオンライン配信された mama!milkのライブを見る。

2020年5月18日(月)
出かけようとしたら雲行きが怪しい。久しぶりにバスに乗る。年始まではあんなにインバウンド客でごった返していた京都駅に向かう9番の市バス、乗客は3人。待ち人来らず、デスクワーク。身に覚えのないAmazonプライム会員の引き落としがあって驚く。体温は36.5度。夜をめがけて、雨がじゃんじゃん降ってくる。

2020年5月19日(火)
朝8時、ノータイノージャケットで出勤する人たちは、区役所に向かっているのかな。ずっとPCのキーボードを叩く1日。お昼は気分転換にひとつ向こうのコンビニまで。編集者さんからうれしいお知らせ。夕方、1階のカフェから鯛めしのおむすびころりんやってきた。お弁当テイクアウトの日々、毎日がんばってるなあ。体温は36.5度。5日連続、京都府内の新たな感染者ゼロ。

こんにちは。京都カラスマ大学の高橋マキです。ウィズコロナな日々を「離れていても一緒に学ぶ」方法として日記を始めることにしました。詳しい経緯は、初日のブログをご覧ください。

地域活動のメーリングリストに「ZOOMの基本的な使い方のオンラインサロンを開催すると先日メールしましたが、ZOOMを使ったことがないということなので、スカイプの基本的な使い方に変更します」という内容のメール到着。

アプリをインストールするだけなのに、なかなかに複雑な問題。これを「IT大臣が判子会長現象」と名付けたい。ニューノーマルは、まだ遠いのか。

さて、本題。

今日の課題:灯りを消してみましょう

そんなこんなで、お誕生日でした。

勝手に「自分へのお誕生日プレゼント」と決めたのは、京都の誇る音楽ユニット、mama!milk のオンライン配信ライブ。毎年、モリアオガエルが鳴き始めるこの時期に開催されている恒例のライブで、初回から何度かお客さんとして楽しませてもらっています。場所は、建具が開け放たれた法然院の本堂。

お客さんは、畳の上で思い思いにくつろぐ。mama!milkのふたりが楽器を奏でる舞台は、その縁側。背景は、あおあおと茂る方丈庭園の緑、木々のざわめき。

約40分のライブの間に、次第に視界が暗くなり、mama!milk の二人が夕暮れに溶けていきます。内と外、自分と世界が曖昧になるような感覚。ああ、夜になるってこういうことだなあ、と直感的に感じることができます。

PCの前にいたり、スマホを見る時間が増えて、ここのところちょっと寝付けないな、という人も多いのではないかと思います。そんなときは、灯りを消して。もし、ろうそくやキャンドルがあれば、その助けを借りてもいいかもしれませんね。

今年は配信という形でしたが、京都ならではの初夏の気配を感じていただけると思います。暮れていくライブ、私からのプレゼントとしてみなさんにお裾分けします。恐れずに、暗闇に親しみましょう。



新型コロナウィルス補講:

京都府は、5日連続新規感染者なし。もちろん、観光・経済という面で大きな打撃を受けているけれど、それでも京都の市内は割と穏やかに暮らしが続けられ、少しずつ日常を取り戻しつつあります。

でも、ロックダウンが2ヶ月続いているNYに暮らす友だちの声をSNSを通して聞いていると、体の健康だけでなく、どうか心の健康もしっかりキープできますようにと祈らずにはいられない。

そしてこちらは、SNSでニュージーランドの様子を伝えてくれるNちゃん。33日間のロックダウンを終え、5/14から「警戒レベル2」となったニュージーランドので働く彼女の職場(カフェ)ではこんな制限やルールのもとに営業を再開したのだそう。登校を、ちょっと拝借。

・持ち帰り/店内関係なく注文の前に顧客情報を登録(QRコードを読み込んで登録/手書き)
塩、胡椒、ソース、砂糖などはテーブルに置かない
・テーブルや椅子の消毒徹底
・QRコードを読んでメニューを見る/もしくはメニューボード
・支払いはコンタクトレスでなくても可(通常通り、現金も可)
・30分毎に手指消毒/手洗い
スタッフ同士も1m以上離れる
・店に100人以上は入れない
・発熱や風邪気味など少しでも体調不良と思う場合は絶対に休む
・持ち込みのカップは不可
・新聞やキッズハイチェア、おもちゃは不可

うーん、日本でも今、あらゆる場所でこういった取り決めが議論されているんでしょうね。慣れるまで、ちょっと大変そうなニューノーマル。でも案外、すぐ慣れるんだろうか。日本でも、「発熱や風邪気味など少しでも体調不良と思う場合は絶対に休む」、これさえ誰もが徹底できればいいんだけど。

【京都カラスマ大学からのお願い】
無償のボランティアには限界があります。どうかみなさんで少しずつ、京都カラスマ大学の活動を支援してください。寄付の方法は3つです。
◆「つながる募金」 ソフトバンクの携帯代と一緒に支払えます
◆「SUZURI」 カラスマ大学オリジナルグッズを選んでください
◆振り込み:特定非営利活動法人 京都カラスマ大学
【京都銀行】下鳥羽支店 普通口座3141273
【ゆうちょ銀行】中京支店(099)00970-2-195417 当座019541


いいなと思ったら応援しよう!

高橋マキ|ライター・編集者、京都カラスマ大学学長
この「サポート」は、いわゆる「投げ銭」です。 このnoteやマガジンを気に入ってくださった方、京都カラスマ大学の活動に共感してくださる方、少額でもうれしいです。ぜひ応援お願いします。