内側から温めよう|今日も京とて、お番茶日和(12/16)
12月15日(火)
ぐっと冷え込んだ週明け。京都市内も北のほうでは少し雪が降ったらしい。
先週あたりから祇園町でクラスターが出て、13日の「事始め」がなかった。こんな年の瀬に「事始め」って何事か?と思うけど、江戸時代から京に伝わる古いならわしで、煤払いをして正月の支度を始めることをいう。例年だと、祇園甲部の芸妓・舞妓さん京舞の井上八千代師匠のもとへ、一年のしめくくりと新年にむけての挨拶に向かう姿がニュースになるのだけれど。南座にまねきが上がって「顔見世」が行われているのが救いのような、師走の京都。
GoToトラベルの一時停止が決定した。
唐突に再開する学長日記。みなさん、お変わりありませんか。NPO法人「京都カラスマ大学」学長の高橋マキです。この日記の趣旨は初日の日記に書いているので、合わせて読んでもらえたらうれしいです。
さて、さっそく今日の課題。
内側から温めよう
私は寒がりの友だちからよく「薄着」と指摘されます。靴下も1枚しか履かないし、ストッキングやタイツも履かない。いわゆるオバシャツも持ってないし、ヒートテックも苦手だし。もちろん、長時間、外や冷える場所でじっとしているような仕事じゃないから、なんですけれど。歩いたり自転車に乗ったりして移動する分には、これで十分あったかいのです。
それはなぜか、という質問にはなかなかうまく答えられないのですが、衣類でいうと、綿の下着とハラマキ、靴下を愛用していること、寝るときは裸足なこと、くらいしか思いつきません。ヒートテックは苦手(本日2度目)。なんとなく、自分の体温調整がうまくいかなくなる気がするからです(気がするだけかもしれない)。ハラマキは、10年前に「原因不明の腸閉塞」という、もう二度と御免な超絶の痛みを味わって以来のおつきあい。「ほぼ日」のを愛用しています。腸をしっかり温めていたら、人間は大抵ごきげんに生きられるのではないかしら。最近では「腸活」なんていうものもありますよね。
食べものでいうと、身体を冷やす食べ物と温める食べ物をざっくりと把握していて、「今日は寒いなー」と思ったら、感覚的に、内側から温まる食材を摂取します。ほかにもたとえば、同じお茶でも、煎茶は夏にはよく飲むけど、冬はお番茶やほうじ茶。こたつでみかんは好きだけど、こたつでアイスにはあまり興味がない。野菜はたっぷり食べるけれど、サラダ(生野菜)やジュースはほとんど摂らない。料理にサラダ油はほとんど使わなくて、オリーブオイルかごま油。白い砂糖も冬の間はほとんど使わない。とか?調味料も大事なんじゃないかなあと、最近はしみじみ思うようになりました。
食について、私のは「だいたいこんな感じ?」程度のあいまいさなので、詳しく知りたい!ちゃんと知りたい!という方は「陰陽五行」とか「マクロビ」とかで調べてみてください。「温める、冷やす」が、一覧で思います。何しろ「冷えは万病のもと」ということばもあるくらいですから、おそらく、人がごきげんで生きられるひとつの「コツ」みたいなものであるには違いない。
あ、そうそう。コロナ禍で暇を持て余して衝動的に始めた「ぬか床」も続いています。これも乳酸菌なので、何やら腸には良さげ。ウィルスに負けないわたしの作り方、「内側から温める。特に腸を意識して」冷えないカラダを作る。これ、新型も旧型もないんじゃないかな。ということで、ちょっとみなさんにもオススメしてみてもいいですか?
◎
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