天狼院書店のライティングゼミの課題として、書き始める
コロナ禍になって、オンライン講座が身近に感じられるようになりました。皆さんの中でもオンラインでレクチャー受けた方がいるのではないでしょうか?
私はオンラインうんたら、には結構懐疑的で、今まで一度もトライしたことがありませんでした。
ただ当時は今よりも体力的に出かけるのが難しく、2人の娘の世話もあり、コロナでいろいろなオンライン教室が増えてく中で、少しだけ興味関心が湧いてきました。
何気なくFBを眺めていたところ、オンラインライティング講座に目が留まりました。もともとは座学だったものが、コロナでオンラインで取れるようになったようで、もしかしてコロナ禍が収まったらもう取れなくなるかも!?と、今考えたら不要な気持ちも出てきて、申し込みをすることにしました。
オンライン講座の名は、「天狼院ライティング・ゼミ《平日コース》」。
天狼院書店さん(https://tenro-in.com/)が開催している3か月の講座です。
私は6月開講のゼミを取りました。
このゼミでは、2000文字程度の短い文章の書き方について教えてくれます。
とにかく、「人が読みたくなる文章」とは?という視点でタイトルのつけ方、書き出し、その他いろいろな仕掛けやヒントを学ぶことが出来ます。
なにより良かったのが、毎週提出を求められる課題。
内容は毎回フリーで好きに書くことが出来ます。
提出後にきちんとレビューされコメントが戻ってくるので、緊張感がありました。
また、一定のレベルを超えていると評価を受ければ、天狼院書店さんのサイトに掲載していただけます。
全く書いたことのない状態でゼミに参加したので、自分の立ち位置が分かっていませんでした。ところが、第一回目に提出した文章がサイト掲載されることになり、かなりエキサイトしてしまいました。(笑)
「自分、結構ちゃんとした文章書けるってこと?」
こう思ったら、しめたものです。
妄想はどんどん広がり、
「次も、また次も選ばれる文章かくぞー」
と、なります。
自分に課したのは、「闘病中考えたことや感じたこと」を書くこと。
当時本を出すことは考えていませんでしたが、自分の備忘録としても使えるだろうと、「闘病生活」をテーマにした文章を書きました。
当時の私のライティングスタイルは、こんな感じでした。
① まず頭のなかでアイディアを考える。アイディアが束になってきたら、紙に箇条書き等にして、関係図などにおとす
② まだ①のアイディアがふんわりしている状態で書き始める
③ とりあえず書き上げたら、読み直して構成を再考する
④ 目指す構成に向けて、書き直し
⑤ 推敲して最終化
具体的なアクションは、こんな感じです。
① 近所のお気に入りの公園を散歩しながら、構想を練ることが多かった。
② 実際に書くときは、家のリビングで子供がいない時間を狙って遂行
③ プリントアウトしたものをまた公園に持参し、散歩の途中で読んで赤入れというのがお気に入りのスタイル。
④ ③で赤が沢山入った原稿を眺めながら、推敲作業をリビングでもくもくと進める。
私的には、③が重要でした。
ここで最終的な文章の骨格が決まります。
②で書くのはとにかく、頭にあるものを吐き出しているので、③で大幅に変更が加わっても自分としては気になりません。
③で斬新なアイディアや、入院中の「きらっとした出来事」を思い出せたら
「よっしゃ!いい感じ」
と、なります。笑
不思議なもので、自然のなかを散歩していると、思いがけないことを思い出したり、新しいアイディアが生れました。歩いてると頭が働く、とよく言いますがその通りでした。
ライティングゼミは、2000文字の短い文章を対象としていたので、かなり削る作業をしていました。この削る作業が大変だったので、自由な長さで書けた出版向けの原稿の方がその分楽だったかもしれません。
とにかく、このライティングゼミを3か月取ったおかげで、自分の作品が10本超出来上がりました。
でも、まだまだネタはあり、書き続けられる気分=不完全燃焼でありました。そんな気持ちから、ゼミが終わってからのことを考えはじたのでした。
ゼミがクローズする頃、ゼミ生がオプションで取れる個別相談会というものが開催されることに。ライティングに関する質問、その他なんでも話をしてよいというもの。
そこで
「出版の可能性について、相談してみよう!」
と、個別相談会に申し込みすることにしました……