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コテコテのクリスマスソング
6月にリリースした「ダメなんだ」が好調なので(私の中で)、クリスマスソングを日本語でリリースしてみることにしました。11月9日にリリースする予定です。
今回は45秒という短い曲になります。
もともと2分半の歌だったのですが、思い切って45秒にしたのには理由があります。
短くて伝わりやすい音楽が流行している
近頃、未成年や20代前半の若い人たちを中心に流行しているTiktokという動画共有アプリケーションがあります。
Tiktokでは、15秒前後の動画の中で短く分かりやすい情報・娯楽がものすごいスピードで流れていきます。音楽チャートもTiktokで短く繰り返し流れた楽曲が上位になっているようです。
「そんなの音楽じゃない」なんて言う人もいるかもしれないけれど、でもやっぱり誰かが歌って踊って楽しんでいるならやはりそれは「音楽」なんですよね、今の音楽の流行の仕方がそのTiktokの中にあるんです。
昨今の音楽配信サービスなどの事情なども鑑み、思い切って1分未満の曲を作っていくことに決めました。
覚えて忘れられてもまたすぐ思い出せる簡単さ
キーワードは「簡単さ」だとも思っていて、歌いやすいキーだったり抑えやすいコード進行だったり、誰にでも口ずさめてすぐ覚えられる曲、というのが流行するようです。
私が尊敬する作曲家のすぎやまこういちさんが
「ゲームサントラというのは繰り返し繰り返し聴かなければならないので、物語を邪魔しないよう、あまり突拍子もない変わったリズムやメロディにならないように心がけていた」
と、仰っていたのですが、
一瞬流行る歌よりも、何度聴いてもどの生活の中にも溶け込む、長く愛される歌を作るなら、あまりひねったメロディにするよりも、演奏しやすいメロデイ、歌いやすいメロディの方がいいのかな、と、この頃の音楽の流行の仕方を見て、思いました。