ライターを始めたきっかけ
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海外在住中にきっかけをつかみ、16年ライターをしてきました。(最近はPRに転向中)きっかけはひょんなことから。
ただで日本の雑誌が手に入る!
Web媒体が現れ力をつけて、今や誰でも簡単にライターと名乗れてしまう時代。私がライターと名乗り始めたのは、まだブログもなかった時代です。どれだけ昔なんだろ、と思うけどそう昔でもないですよ。
私のライターデビューは、なんと「読者からのお便り」コーナー。採用されて雑誌が無料でほしい…という下心満々の欲望のもと。というのも当初スペインに住んでいて、まだAmazonもなかった(多分)ので、日本の雑誌はとても貴重でした。本は、あれやこれや言わなければ日本語図書館にありましたが、最新の雑誌は手に入らなくて。仕事帰りに書店で立ち読みするのが大好きなOLでしたから、雑誌が欲しかったのです。
それで「栄養と料理」のお便りコーナーにオリーブオイルのことを書いたら採用されて、献本してもらえました。バルセロナの自宅に届いたときの嬉しさといったら。
ところでなんで「栄養と料理」だったかというと(地味ですよね)、レシピが載っているのでたまたま1冊日本から持ってきていたため、お便りの送り先が分かっていた、というだけです。活字に飢えていたなかでの「栄養と料理」1冊は宝物で、お便りとはいえ掲載されてはるばる海を越えて届いたもう1冊は、もっと大きな宝物になりました。不思議なのですが、初めての著書と同じくらい大切。
その後日本から掲載誌を送ってもらえる…ということに味をしめて、料理やワインを習っていたら、料理関係の専門誌に寄稿できるようになり、毎月手元に雑誌が届くようになっていました。最初のお仕事は「Cafe sweets」。経験もない私に、当時の編集長さんはよくお仕事くれたな~と今でもしみじみ感謝しています。
きっかけは小さなこと
きっかけは小さなことですよね。まさかそこが糸口になるとは思いもよらず。仕事がどうなど考えもせず、ただただ雑誌が手元に届いたことが嬉しかった日。
それからライターだけではなくいろんなお仕事をしましたが(最高3足の草鞋)、いつも、雑誌が手元に届いたあのときの感動をお仕事に求めていたような気がします。多分今でも求めてます。
お仕事として書いた記事が掲載された雑誌が届いたとき。書籍の企画が通ったとき。本が届いたとき。台湾版に翻訳された本が届いた日。レストランのオーナーさんが、私が売っていたワインを買ってくれた日。おすすめしたレストランの料理をとてもおいしいと喜んでもらえた日。
次にあの感動を味わえるのは、PRでお手伝いするクライアントさんがメディアに掲載されたり、ファンを増やして売上が伸びたとき、でしょうか。
スキが、きっかけになる
noteの「スキ」が大好きです。何事も「スキ」がきっかけだと思うから。私の場合、雑誌がスキで、欲しかった。もっと遡れば、子供のころから文章を読んだり書いたりすることはスキでした。そして知らない間に、書くことがライフワークに。ライターやPRをしていなくても、noteは書いていたような気がします。
ただ「スキ」を貫けないときもありますね。私の根底にある「スキ」が離れたり、またふと戻ってきたり。人生の中心を占めるときもあれば、形を変えたりわき役になったり。でもいつも自分のなかのどこかにはあります。
noteで書いている皆さんも、そういう「スキ」を大切にしている人が多いんじゃないでしょうか。