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家事支援サービス福利厚生導入実証事業について

こんにちは。ママインターンのSです!
2024年に導入された家事支援サービスについて、みなさまに広く知っていただきたくいろいろ書こう!と意気込んでいたのですが、本事業は終了が決定いたしました。残念ではありますが、とても満足度の高いサービスだったので記録として残してみたいと思います。

私はもともとキッズラインというところで正規価格で家事代行サービスを利用していました。現在はキッズラインで家事支援サービスを使いながら、お得に家事代行を利用しています。(2025年からはまた正規価格で利用します)
ここまでに至る流れや、サービスの詳細について、キッズラインでの利用実態にあわせながらご紹介させていただきます。



家庭支援サービスとは?

家事支援サービス福利厚生導入実証事業」は、各地域の中小企業等が従業員の福利厚生支援として家事代行サービスを導入する際に、利用料の3分の2を国が負担する事業です。
中小企業にお勤めの方であれば、勤め先が福利厚生としてこの事業を導入するとめちゃくちゃ安く家事代行が頼めるということ。家事代行には、掃除・洗濯だけでなく、料理・買い物・整理整頓なども含まれます。

どういう仕組みなの?

家事代行事業者が、サービス導入事業者となる中小企業と連携し、その従業員が家事代行サービスを利用した際の料金の3分の2が補助金で賄われる仕組みです。
あくまでも中小企業の福利厚生支援であるため、私たち利用者は勤め先(中小企業)から補助が受けられるという形であります。(中小企業以外にお勤めの方は対象ではありません)
国が補助金を交付するのは家事代行事業者です。家事代行事業者が連携した勤め先に補助金を付与して、最後に勤め先から私たち利用者に補助が行き渡るイメージです。
そのため、勤め先がこの事業を導入しなければ補助をうけることができません。また、勤め先が連携した家事代行事業者のサービスのみでしか補助は受けられません。

私たちは何をすればよい?

勤め先(中小企業)がすでにこの事業を導入している場合は、何もする必要はありません。その指示に従いご利用いただくのみです。
導入していない場合は、利用者の私たちが勤め先に働きかけをする必要があります。まずは、勤め先が中小企業の要件を満たしているかを調べます。要件を満たしている場合は、企業に導入してほしいと申し出て導入を検討してもらいます。
私の場合は後者で、勤め先は導入していませんでした。最初にこのお知らせを見たときは、時間がなくて面倒で中身を読もうとも思いませんでした。何度か目にするうちに、もし家事代行で割引が受けられるのであればかなりお得だ!と思って、時間を作って詳細を見てみることに。すると、勤め先は対象に入る可能性があることを知りました。
私の勤め先は比較的オープンで、気軽に総務部に相談・依頼ができるフォームがあるので、中小企業の要件を満たしていることを確認したうえで、さくっと導入を検討いただきたい旨をあげました。

導入はスムーズだった?

総務部内で検討してくれて、私に直接相談もしてくれて、キッズラインにもかけあってくれて、まずは社内アンケートをとっていました。こんなサービスがあったら使ってみたいですか?という内容で。
というのも、ある程度の需要が見込まれることを前提に家事代行事業者と連携をする必要があるみたいなので、利用者が少なければ導入が難しいようです。
アンケートの結果、社員の3分の2弱が利用してみたいということですぐに導入に踏み切ってくれました。30代〜40代の子育て世帯も多いため、思ったよりニーズが高い結果になったようです。どこの家事代行事業者にするかについても会社に一任していたのですが、おそらく申請者(私)の特権ということでキッズラインにしてくれたんだと思います。
会社の負担なく従業員に望まれる福利厚生を導入することでその部署の成果となるというメリットもあったかな、とも思います。とはいえ、キッズラインに提出する資料等の準備があったり面倒はありましたので感謝でしかありません。
募集が締め切られる直前だったということもあり、申し出から2ヶ月ほどで導入されることになりました。

実際に3分の1の支払いでよいの?

これは提携する家事代行提供企業によって異なるかもしれませんが、私が利用しているキッズラインでは、ざっくりいうと、
そのサポーターの[時給] × [依頼時間数]=「半額(強)」
ぐらいのお支払いになるとの肌感です。
というのも、サポーターの交通費や手数料の一部は割引対象にならないため、一部においては割引がかからないからです。それでも半額、お得です!

◾️Aさん:時給2,500円で2時間の依頼 2,760円
◾️Bさん:時給2,500円で3時間の依頼 3,988円
◾️Cさん:時給3,000円で3時間の依頼 4,140円

※キッズラインはマッチング制でサポーターによってスキルや時給がバラバラです。
※2024年利用時の参考値です。

デメリットはある?

家事支援サービスでは、1つの家事代行事業者に割り当てられる補助額には上限があるため、そこに到達すると割引が受けられなくなります。
また、先に申し上げたとおり、自分の勤め先が提携した家事代行サービス事業者しか利用ができません。自分が使いたいところがあっても勤め先が別の家事代行事業者を導入している場合、割引を受けるなら別のほうを選ぶ必要があります。

家事代行って実際どうなの?

私は、子どもが1歳4ヶ月のときに仕事復帰をしたのですが、復帰後の育児家事負担は非常に重く、もともとお掃除が好きではないし平日はパートナーの協力は得られないこともあって、家事代行をお願いすることにしました。
家事代行って、うーん…安くないと思います。例え掃除が嫌いであっても、例え稼いでいたとしても、自分でやったらタダ、贅沢!と最初は気が乗りませんでした。
でも、仕事も育児をしていると疲弊しすぎてしまって、お金を払ってでも時間を作りたいと思えたのです。決して安くはないですが、好きじゃないことを人にやっていただけること、他に充てられる時間が作れることで満足度は高く、今では無くては生きていけないサービスのひとつになっています。
来てくださる方々はみなさんコミュニケーション力があり、親切かつ一生懸命に対応してくださるという印象です。ほとんどの対応が大満足の結果でした。でも実際、マッサージソルトのふたを割られたり、子供用の蛇口の延長ガイドを壊されたりもありましたので、人に任せるとトラブルは少なからずあることと思います。知人のパートナーは、知らない人を家にあげたくないとも言っていました。あらかじめご自身やご家族とご検討のうえお考えを明確にしておくのがよいかと思います。

おわりに

わたくしSは、ベビーシッターの一時預かりも利用しているし、保育園に通う息子の夜ご飯はお弁当を頼んでいるし、家事代行も利用しています。
まだまだ子育て支援が手厚いとは言いがたく、手続きや利用方法に面倒があるのも事実ですが、すでにあるサービスをフルに使い生活の質を上げることができています。
本事業は終了し、お安く家事代行を利用することができないことは残念ですが、それでも家事代行はママの負担を軽減してくれるのでおすすめです。
(どこかでまた同じような家事支援サービスがはじまることを心待ちにしています!!)
みなさまの生活が少しでも豊かになり、さらに楽しく育児ができますように。

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