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学童のお弁当にまつわるお悩みゴト。保護者の声をお聞きしました。【後編】

こんにちは!
中央区の高橋まきこ区議のママインターンをしているA子です。
今回は「学童お弁当にまつわるお悩みゴト。保護者の声をお聞きしました。【後編】」ということで、現在学童利用中の子どもがいるご家庭から寄せていただいたリアルな声をお届けします。

このアンケートについて

「中央区学童クラブのお弁当を考える会」を発足しスタートしたこの調査。今年の夏休み、学童でのお昼はどのようにされていたか実態と、またお悩みや困ったことなどをお尋ねしました。

調査タイトル:教えてください!学童のお弁当についてのお悩み、お困りごと
実施期間:2021.09.16-10.31
対象者:学童利用者の保護者
周知方法:SNSでの呼びかけ、児童館前・民間学童での配布など

学童の昼食にどういった課題があるのか、そして調査から見えた実態ついては↓の【前編】からご覧ください。

では早速、前回の続きから参りたいと思います。

調査レポート③:学童向けお弁当サービスの利用意向

現在、中央区の学童に通うお子さまがいる保護者に、学童向けに外部のお弁当サービスが提供された場合の利用意向をうかがってみたところ、

中央区学童におけるお弁当に関する 意識及び実態調査レポート (4)

「ぜひ利用したい」「利用を検討したい」が76.9%を占め、4人に3人が利用意向を示しました。

その理由としては、

「お弁当作りは、できなくはないですが、やはりかなり負担です。早起きだけでなく、洗い物も増え、夜の献立とかぶらないようにするなど、帰宅後への影響も大きいです。」

本当にそうですよね。とても分かります!
うなずきすぎて首がもげそうです。
A子的共感ポイントは、「できなくはないですが、」というところです!
お弁当作りなんてできるんですよ。
でも「お弁当を作る」というのは単なる「作業」ではなく、これをこうしたらああなる、だったらこうして…という週単位での「一連の思考や行動の組み立て」が絡んできます。そこに費やす時間や労力を効率化すればよいのでは?という話ですよね。それでいて味や栄養面、衛生面もクリアできていれば誰にとってもいい話だと思うわけです。
あと「一連の思考や行動」は愛情や思いやりゆえなんですよね~。

選択肢があるだけで、何かあった際に利用でき助かります」

前編にも書きましたが、共働きの家庭や、シングルの家庭、小さい兄弟のいる家庭などなど、毎日の暮らしの中で何が起きるか分かりません。
そんなときに選択肢があるだけで、どれだけ安心できるでしょうか。

一方あまり利用したくないという声もありました。

「小学校での給食室工事中に提供されたお弁当サービスがとても美味しいとは言えない内容だった為。同レベルのお弁当だと子供が可哀想と思う。」

切実ですね…。
味問題については、次の項目に続きます。

調査リポート④:お困りのこと、ご要望、体験談

フリーで寄せていただいた回答を、カテゴリーに分け整理しました。

中央区学童におけるお弁当に関する 意識及び実態調査レポート (6)
「夏休み中に父母会で手配していただいた業者のお弁当は種類が選べず、おかずもあまり美味しくなかったようで利用する方があまりいなかった。」

味、かなり重要です。
どんなに良いサービスでも、子どもたちにとって受け入れられる味付けでないと食べてもらえないのですから…。

事業者のみなさん、改善の余地ありです!
ということは、ビジネスチャンスですよー!
大人も子どもも納得のサービスの実現、ぜひともお願いします!

中央区学童におけるお弁当に関する 意識及び実態調査レポート (7)

お弁当のみならず、おやつ係の負担もかなり大きいそうです。

「お弁当もですが、学童のおやつ担当も何かしら改善ができないかと思っております。今でも数名保護者が集まり各店舗へ買い出しに行ったり、リーダーになった場合は多額の現金(私は20万程でした)を最大3週間自宅に置いておくため、紛失にも大層気を使いました。(後略)」

おやつは長期休みだけでなく、日常のこと。
しかも結構内容について細かい指定が多かったり、大袋だと個数調整をしたり、そうした細かいところに気を配る必要があるとか…。
課題感としてはお弁当と同様なので、仕組化されるのがベストだと思うのですが、聞くところによると、生協などを活用している学童もあるそうですね。
ここは情報収集や事例の横展開で解決できそうな気がします!(学童や区との調整、合意は必須ですが。)

中央区学童におけるお弁当に関する 意識及び実態調査レポート (8)
「(前略)導入したら導入したで父母会の分担による不満職員の方の負担が激増するわりに不評、というような事態を危惧してます。求めるサービスは人によってかなり違うと思われ、必ず誰かから文句が出るでしょうし、そういうことで消耗するくらいなら、自分の子の分を自分で用意する方がマシかなとも考えてしまいました。(後略)」

10人いれば、価値観も求めることも10通り。
でもすべてをまるっと叶えることは不可能だから、話し合い、ひとつのゴールに落とし込んでいくわけですよね。
頭ではわかっていても、現実的に議題にあがったところからの苦労が垣間見えるリアルな声です。

さまざまな価値観の中で、意見が分かれることも多々あることでしょう。
理想論かもしれませんが、子どもたちが成長していくコミュニティの中で、多様な意見交換ができる場があるかどうかということは、子どもたちに社会というものを示していく機会になり得るのではないでしょうか。
意見を広げて議論してひとつを選ぶかまとめるかでゴールすることと、意見を広げることなく議論を避けてゴールすることは、同じ結果だったとしても異なるプロセスから生まれる信頼や不満がそのコミュニティに後々影響をもたらすのではと思います。

そしてどうなった?

この調査を通して、実にさまざまなことが浮き彫りになりました。
お困りごとがあった回答者の方への深堀りインタビューなどもさせていただき、課題解決につながったこともあります。

解決した課題のひとつとして、「保護者がお弁当を外部に発注すること」についてまきこ議員が区議会で質問、オフィシャルに承認を得る結果となりました👏
詳しくはこちら!↓

ママインターンとしての感想

調査として、回答数は多くなかったかもしれませんが、
ひとつひとつの回答がとても貴重なものであったことは確かです。
実際に、その声が然るべき場所に届いているという手応えがあります。

私は政策のようなものにアプローチする場合、声の多さが重要なのだと思っていました。でも実際は、たとえひとりの声でも事実を伝えるだけでも作用をもたらせることを知りました。ひとりが語る事実には、声を上げていない多くの関係者が潜んでいることを、実はみんな気づいているのです。

最初は「来年からスタートする学童のお弁当、どうすればよいの!!」という焦りがきっかけでスタートしたこの取り組みですが、まさかこんな気づきを得るとは当初は思っていませんでした。

この調査で回答いただいた課題は、可視化されたばかりの最初のステップにすぎません。子どもたちや子育て環境そのものがよりよくなるよう、私も引き続き議員サポートをがんばっていきたいと思います!

ママインターンに興味がある方はこちら

こうした活動に興味がある、という方は、ぜひこちらをチェックしてみてください!
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中央区だけではなく、いろいろな自治体の議員さんが募集していますよ。
応募〆切は2021年12月20日です!
気になる方はエントリーしてみてくださいね!

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