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メロディーにコードをつけると言う作業
音楽での瞑想
コード(ハーモニー)をつけていくっていうのは、音楽をしながら瞑想してるものなんじゃないかなと思った
自分の中に響いている音を聞くいて、それをコードとして表現していくから
つまり、内省するから
私が何年間か音楽をやらせてもらっている経験から今すごく確信を持てることがある。
それは何が1番大事かと言うこと。
それは聞くこと
外から入ってくる音も、その音を聞いたとき、自分の中で響いている音も、両方ともよく聞くこと
それができないといつまでも真似をする、しかも合っているのかどうかを気にしながら演奏することになる
音楽で1番大事なのは自分が楽しんでいるかどうか。もちろんその目的が有名になるとか、お金を稼ぐとかだと違ってくるのだろうけれども、私にとって1番大事なのは自分が楽しいかどうか。
そうじゃないとそのうち苦しくなってくる。
これってほんとに人生と同じだと思う。
自己啓発本とかこうしたらいいよって言われるようなことをやったとしても、自分の人生があまり好転しないなぁとか、セミナー難民になったりとかするのはなぜか。
それは外にばっかり情報を求めて、自分の内側の、自分のことを知らないから
だから人は自己受容しましょう。瞑想しましょう。マインドフルな生活をしましょうとしきりに言うのだろう。
これは音楽でも全く同じだと思う
音楽の教則本、音楽理論の本、これが正しいこれが間違ってると言ってくる人たちの声。それを全てやっても、いつまでたっても、自分の音に自信がない。自分が心から楽しく弾けてないのはなぜか。
全く同じ論理だと思う。
効率的なことが求められる世の中で、全く非効率的なことをしているように聞こえるかもしれないけれども、自分自身を知るためには、自分の音を知るためには、これが最も効率的なやり方だと思う。
もちろん聞くだけではなくて、知識とのバランス感覚はとても大事だと思う。
でも1番最初に聞くことをしなければ、いつまでたっても難民のままだと思う。
自分が自分にとって1番心地良い音を作り、それを演奏するのがミュージシャンだと思うし、そうありたいなと思う。
私は日本で演奏しているときにほんとに自信がなかった。
ブラジルである程度認められてからでも自信がなかった。
最近聞くことをほんとに大事にするようになって、少しずつ自分が弾きたい音が感じられるようになってきたような気がしている。
でも、私の師匠さん曰く、私は自分の自由の窓をちょっと開いただけらしい。
まだまだ道は続くけれども、ゆっくりやっていきたいなぁと思う。
終わりがない道だから。