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【再受験】再受験に必要なのは、時間やお金だけではなかった!



再受験に必要なものとは・・?


私は選手引退後から約2年間、自宅にて浪人しました。
いわゆる宅浪です。

受験を終えて2年半経過した今、振り返ってみました。
再受験の2年間を一言で言うなら、「大変」の2文字ですね。。。

今回は、「再受験に必要なもの」を並べてみました。

エネルギー

受験は1年に1回しかありません。
その日の為に365日を費やすことができます。
しかし、年に1回の為に、モチベーションを維持して机上での勉強を続けることは、相当な辛抱を要しました。
実際、自転車のサドルにまたがっている時間が長かった私は、再受験のための勉強を始めた当初、椅子に座って勉強するということに慣れるまで時間がかかりました。
そして、高校生の時なら理解できていた教材も、分からないくらい学力は低下していました。(何事も、やらねばできないということを常々実感しました。)
景色も変わらず、動くこともせず、ひたすら机上で参考書を広げるのはストレスでしたね。

しかし、
私の再受験を2年間支えてくれたのは、「やる」と決めたときの「エネルギー」でした。
競輪の引退レースで思った「次の世界では1番になる」という気持ちでした。
再受験に限らず、これから何かにチャレンジしようと時にはエネルギーが最も必要だと思います。

この燃えるようなエネルギーが再受験には不可欠だ

時間

自転車に乗り始めたころに、「まずは距離を乗って体に感覚をしみ込ませること」と言われました。
勉強もそれと同じで、ある一定レベルまでは、とにかく時間を確保し、やることことが必要だと思います。

ただ、社会人にとって重要なのは「勉強の時間をどう確保するか」ということです。
実際に、昼間は仕事をし、夜に勉強をすることで再受験を乗り切ったという話もよく見かけますが、相当大変だと思います。

私は、選手引退直後に、競輪関係の就職先を紹介していただいたことがありましたが、「今、勉強しなかったら、この先、まとまって何かを目指すチャンスはない」と思い、お断りさせていただきました。
結果、私は宅浪の2年間はアルバイトをしながら、勉強しました。
時間で言うと、アルバイト2割、勉強8割と言った割合でした。
あまりの勉強のできなさに中学校レベルの参考書からやり直し、薬学部の受験レベルまで仕上げるのに2年間かかりましたが、この時間を勉強にミッチリ当てたからこそ、2年で大学に入学することができたと思います。

お金(生活費、参考書代、模試代、受験費用、塾代)

お金・・・・
これは、再受験にとって「必要なもの」であり、「大事なもの」でもあります。
実際は、何度も、「大学は目指さずに就職したほうが現実的にはよいのでは・・・?」と悩んだものです。

再受験にとって「お金」も必要不可欠なものだ・・

生活費は基盤を作っておくことが欠かせません。

年金の積み立ても、きちんと通知が来ます。
学生という立場ではないため、学生納付特例を申請することができません。
したがって、払うことになります。

参考書も買い直したものが多かったので、そこそこ費用はかかりました。
(大学の教材と比較したら安いですが・・)

模擬試験も2浪目の年は受験しました。
コロナ禍のため、自宅で受験し郵送で回答を送る形式をとりましたが、受験料は会場受験と同じでした。
1回の受験料が、アルバイトで一日働くのと同じくらいの金額がかかるので、かなり負担でした。
高校時代に学校で模試を何度も受けましたが、受験料は一括徴収だったので、当時はいくらかかっているのか知りませんでした。
再受験生になり、自ら模試代を払うようになって、高校時代に模試代を払っていてくれた両親に感謝の気持ちが芽生えました。

塾代に関しては、私は通わなかったので、払っていません。
当時、スタサプとトライの動画を無料で視聴ことができたので、こちらを利用しました。
Youtubeの講義にも随分お世話になりました。
分からない問題は、Twitterで質問し解決していました。

塾代がかかると、再受験の費用は莫大になると予想されます。
特に医療系予備校は、高額です。

まとめ
自分の目標と金銭的な現実をよく見据えて、適切な選択をすることが求められるかと思います。

場所

私が再受験の勉強を開始した2020年1月は、日本でCOVID-19が入り始めたころで、予備校はオンライン授業をしたり、図書館の自習室も閉鎖状態でした。
COVID-19 に関する様々な情報が飛び交っている最中でしたので、カフェに行くことも避けました。

結果的に、主な勉強場所は自宅で、宅浪となりました。
ただ、ずっと同じ場所で勉強しても飽きてしまうので・・
時間によって、自分のデスクやリビング等、勉強する場所を変えて気分を変えました。

コロナ禍の規制緩和に伴い、受験前の半年くらい前から、近隣の図書館の自習コーナーが使用可能となり、自宅での勉強に飽きた時に通いました。

誘惑に打ち勝つ心

私は宅浪でしたので、勉強をやめようと思えば、すぐに勉強を中断できる状態でした。
宅浪生は、友達と遊ぶどころか、家でゴロゴロして勉強から逃れることもできます。
1日中、ネットサーフィンしていても、スーパーTwitterタイムをしていても誰にもバレないのです!

ただ、自分の進路を実現できるのは自分だけ!
再受験生には「誘惑に打ち勝つ心」は欠かせませんね。

まとめ

再受験をすることには、様々な要素がバランスよく整っていることが必要不可欠です。
再受験の特徴は、以上のどの要素が1つ欠けてても、続けるのが厳しいということです。
ただ、受験までの1日1日を自ら作り上げられること、その先に大きな目標を掴めることに再受験の醍醐味があります。

このnoteが、再受験を希望される方の参考になることを祈っています。


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