【資格】スポーツ医学検定2級:受験記録
スポーツ医学検定とは
スポーツ医学検定とは、一般社団法人日本スポーツ医学検定機構が主催する一般の方向けの民間資格です。
試験内容は、各級ごとに詳細は異なりますが、主に身体、スポーツによるケガの知識、その治療法や対処法です。
本会場では、毎年春(5~6月頃)と冬(11~12月頃)の年2回実施されています。(1・2・3級)
階級は以下に分類されており、1級が最も上級となっています。
1級(マスター)
2級(アドバンス)
3級(ベーシック)
web検定(初級・ビギナー)
2級を受験
今回は、私が受験し合格した2級について、まとめます。
私は2023年11月26日(日曜日)に、東京有明医療大学で2級を受験しました。
受験地として「東京」を選択したところ、受験票に記載されていたのが、こちらの受験地でした。
問題数は60問、試験時間は70分でした。
2級の試験内容は、
A章 スポーツの知識
B章 身体の知識
C章 スポーツのケガ・故障の知識
D章 アスリハの知識
E章 スポーツ医学全般の知識
でした。
これに加えて、ケーススタディという問題が最後に出題されるのも2級の特徴です。
ケーススタディとは、実際の症例から適切な病名や治療法・対処法を選択する問題です。
スポーツ医学全判の知識を有し、その知識を現場で活かす力が問われました。
参考書紹介
主に、参考書①と②を用いて対策を行いました。
この2冊で対策すれば、2級は合格できると思います。
①スポーツ医学検定 公式テキスト(東洋館出版社)
教本として使用しました。
項目ごとに記載されています。
2級の合格には、この教本を理解できていれば十分だと思います。
②スポーツ医学検定 公式過去問題集 2級・3級(東洋館出版社)
こちらの過去問集は、演習として使用しました。
参考書①で理解し覚えたことを実際の問題形式で確認することができました。
解説が詳しいことや、公式テキストの該当ページが記載されている点がおすすめです。
2級と3級の問題が、別に記載されています。
尚、こちらの問題は、公式アプリから電子版として購入することもできます。
③ぜんぶわかる人体解剖図(成美堂出版)
この本は、選手時代から愛用している人体に関する本です。
人間の体を理解するのに最低限のことが文章とイラストで描かれています。
イラストはカラーで見やすいです。
医療系の専門書レベルの内容の記載もあるわりに、値段が手ごろです。
本の題に「ぜんぶわかる」とある通り、身体構造に関する一般的な知識は、本当にこの本で全部わかります。優れものです。
勉強方法
参考書②で過去問を解きながら、その問題の参考書①の該当ページを読み込む方法で行いました。
更に、分からない身体に関する知識は、参考書③で調べながら対策しました。
解剖生理学の知識があったため、このような方法で乗り切ることができましたが、解剖生理学の知識が十分でない方は、参考書①から取り掛かるほうが良いでしょう。
私がスポーツ医学検定2級の受験勉強で苦労したのは、
C章 スポーツのケガ・故障の知識です。
競輪選手をしていたころに自分が経験したり、良く耳にしたケガに関するワードと言えば、ヘルニアや脳震盪くらい・・・
サッカーや野球、バレーの競技経験がない私は、それらの競技で起こるケガを参考書①で初めて勉強しました。
ただ、初めての方もわかりやすいように書かれているので、あまり困らずに読み進め理解することができました。
ただし、整形外科の臨床分野に関しては、独学では厳しいと感じた部分があり、友人の親御さんで整形外科医をされている方に質問させていただいたこともありました。
整形外科に詳しくない方は、お知り合いに整形外科医、理学療法士、理学療法士を目指す学生、骨格や筋肉に詳しい方などがいらっしゃると心強いかもしれません。
勉強時間
2023年9月下旬から11月まで勉強しました。
勉強時間は、1日1時間×2か月=約60時間でした。
合格証は、こんな感じ!
こちらが実際に合格後に郵送で届いた合格証です。
受験した感想
私が受験したのは、薬学部2年生の冬でした。
しかし、勉強しながら、選手時代に知っておきたかった・・という情報が沢山ありました。
アンチ・ドーピングや女性とスポーツに関すること、成長期の身体に関しても、指導者だけでなく選手自身が知っておいてほしいことばかりです。
スポーツをやっている方なら、是非、チャレンジしてみてほしいです。
選手時代の私に一声かけるとしたら、間違いなく、「勉強してみて!ためになるから!」と言える資格です。
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