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落語作家養成講座 その7
待ちに待った
落語作家養成講座の日でした。最近楽しみでしようがないです♪
今回は、前回出された課題の発表&講評でした。
受付で、提出された作品が冊子状態になったものが渡され、それを当てられた人が読んでいく。他の人が読むとどんな感じになるか、といったところも見えて、おもしろかったです。作品って大体自分の口調になりがちですからね。他の人が読むと、それぞれの普段のクセから言い間違ったり、強弱をつける場所が想定と違ったり、といったことが起こります。
おかげ様で(?)、私の作品が一番最初に読まれました。名簿順なので・・・一応、私のサゲの意図が理解されていたのはホッとしました。そして「クリスマスイブに寄席に行ったくらいだし、落語らしくなってる」と褒めていただきました。いや、それよりも歌蔵師匠、全員分の自己紹介の内容覚えてるんですか!? と思ったら、本当に読む人の来歴から作者の来歴から、出てくる出てくる・・・プロの記憶力の良さに圧倒されました!
でもですね、私が一番無難に褒めていただいたようです。やっぱり一番手だったから、様子見されていた気がします。読まれた作品に対して笑いが漏れたり、師匠の講評にダメ出しがあったり、べた褒めがあったり、となっていったら教室の雰囲気が良くなったようで。途中で「ここまででなにかコメントなんかありますか?」となったときに、質問が飛び交ったりもして、徐々に場があったまってきました♪
質問内容で、私が気になっていた部分も解決されました。「鍵括弧の前に登場人物名を書くべきか?」というものでした。私はずっと速記本が元になっている「古典落語」のシリーズを読んでいたので、すっかり登場人物名は書かないものと思っていたのですが、書いていらっしゃるかたもいらしたのです。師匠によると、落語の台本として渡されるものは書いていないほうが多いとのことでした。「小説も書いてないでしょ? シナリオは・・・書いてあるの?」と逆に質問され、私を含めた数人が思い切り首を縦に振っていたら、「映画の台本みたいなものか」と言われたので、「いや、それ同じだし(笑)」と心の中でツッコんでしまいました。(爆)
でもこの頃から、教室がいい雰囲気になったので、講座とは言え、やっぱり双方向のやり取りがあるのがいいな、と思いました。
結果としては、書いてあってもなくてもよいということでした。登場人物が増えたら、あったほうがいいかもね、と思いました。
書いてあるものはほとんど見ないと師匠が仰っていたのは、もともと落語は口伝(くでん)されるものであって、書かれているものではないからなんだろうなと思います。そして、文字で残っているのは速記本。結局登場人物の名前なんて書いてるヒマないでしょうしね、速記のときは。という名残なのだと、私は理解しました!
ちなみに私が読んだ作品は、クラスいちクセの強いものでした。以前自己紹介のときから知ってはいたのですが・・・ということで、読んだあとも師匠から「Makikoさん(本当は苗字でしたけど)が素朴に読んでくれて、また雰囲気が・・・」とまとめられてしまいました。口惜しいから、これが似合う読み方覚えようかしら!? とまた変な対抗心をメラメラと燃やしておりました。
いや、それよりもっと作品書け、そっちが本分だろう、と心の中で自分にツッコミましたけど。(爆)
本日の進捗
今日は講座があったので、もちろんそれが進捗になります。
今回は17作品が提出期限までにそろったそうで、その17作品が今回の口演(?)の対象になっています。今日は11作品が読まれたので、残りはまた次回となりました。
ということは、次回書く作品は江戸物になるのかしら!? 私はもともと江戸物を書きたいと思っていたので、今度こそ、みんなを大爆笑させようと思います♪
教室もあったかい雰囲気になったので、今度こそ!
今回全然笑ってもらえなかったのが本当に悔しかったのです。教室中が、「読むんだ」「読まれるんだ」と緊張感みなぎっていたタイミングの一番手でしたから。(苦笑)