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『よたんぼう』を読みました


『よたんぼう』というのは

桂歌蔵師匠のご著書です。落語作家養成講座を受けるようになりまして、作家活動をしてらっしゃることも知りまして、早速読んでみました。いや、早速というほどではないですね。もう講座が始まってから3か月以上経っていますから。(恥)

本来なら始まる前に読んだほうがよかったのですが、小説とは違うし、と思っていました。が、先日新宿三丁目方面に行ったとき、紀伊国屋書店に立ち寄りまして、紀伊國屋寄席をやっているくらいだから、と思い立って、古典芸能の棚を覗きに行きました。そうしたら、あるわあるわ・・・さすがに、棚1本ではありましたが、まるまる落語になっているので、喜んで眺めてしまいました!

いつも行く丸善だと、古典芸能で棚1本だから、落語だとそのうちの1/3くらいですかねぇ~!?

筆者撮影

内容は、和歌山県勝浦という漁師町で育った少年が、中学卒業と同時に東京の落語家のもとで内弟子として修業し、さらに高座で励んでいたものの、もがき苦しんだ挙句に羽目を外して・・・

といったところでしょうか。最後は最後で、すご~くびっくりする展開になっていました。「ちょ、ちょ・・・」と思ってしまい、二の句が継げませんでした。(笑)

さすが噺家の書く文章、とってもリズムがよくて読みやすいです。しかもいつも声を聴いているので、その声で話されている気になってました。

さらに、ところどころ落語家の符牒も入っていたりして楽しいですね。たまたま、先日のゲスト回だったかその前だったかに、「つ離れ」という言葉を教わったばかりだったのですが、それも出ていました。1~9までは、ひとつ、ふたつ、・・・、ここのつ、と最後に「つ」が付くのに、10は「とお」になるので、「つ」が付かなくて「つ離れ」というのだそうです。

あとは和歌山からやって来て、江戸落語を学んでいるので関西弁を直す、という話もありました。この辺は、ご自身も大阪出身だそうですから、その経験が活かされているんだろうな、と思いました。でも、意外とあっさりと書かれてましたけどね。

それ以外のエピソードも、ご自身の経験だったり、周りから聞いたりしたことがちりばめられているようで、楽しかったです。

落語の沼にハマっている私には、興味津々なことが盛沢山でした♪

本日の進捗

実は、本は昨日のうちに読み終わっておりまして、今日は書店に取寄依頼していた本を取りに行きました。本を取りに行くのだからと思って、本は持たずに出掛けました。そして、行きの電車の中でちょっと時間があるからと、「北のシナリオ大賞」のプロットを考えることにしました。

が、うまくできませんでした。

頭の中はすっかり落語だらけで、だんだん次回の「新作落語台本・脚本募集」になにを応募しようか、という方向になっていきました。まだ募集要項も発表されていないのに・・・多分毎年同じだと思っていますけど。

とりあえず、無駄な抵抗はやめて、いったん落語を先に書いてみることにしました。まだ話を練っている段階ではありますが、電車の中で15分ほど考えていただけでも、やりたいことが明確になり始めた気がします。

一応、早めに始めていると、出てきたネタの順に処理できていいな、とも思ってみたりして。(笑)

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