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Pokharaの1日🇳🇵
2024年12月29日。朝起きると、ホテルの窓からアンナプルナ連峰がはっきり見えた。
早く観に行かないと、霞んでしまう。
タクシーを配車アプリで呼び、World Peace Pagodaへ向かう。
World Peace Pagoda
フェワ湖を船で横断し、そこから歩いて登るというコースもあったが、体力と時間の消費を考えてタクシーにした。
かなりのクネクネ山道をタクシーは進んでいく。日光のいろは坂も真っ青なくねり具合だ。
タクシーの窓から、すでにアンナプルナ連峰が見え、朝日に輝いている。タクシーの運転手さんも得意げだ。何かネパール語で、山、綺麗だろ?的なことを言っている。
パゴダの麓にタクシーは駐車した。ここからは階段で登るらしい。
日本の山にある参道のようで、よい雰囲気の道を上っていく。軽食屋が連なる。
半分くらい歩いたところで、異常に動悸がするし疲れることに気づく。この時は"疲れてるんだな。というか、加齢によるものか、、"なんて思っていた。
帰国してから調べると、この辺りの標高は1140m。
私の住んでる市の海抜は50-60m。そりゃ疲れるはずだ。
ゼエゼエ言いながら階段を上り続けると、こんなところで走り込みをしているお坊さんらしき人がいた。高地トレーニング、、すごい、、。また、袈裟を着たお坊さんは大きなでんでん太鼓風の太鼓を叩きながらお経を唱えていた。
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ちなみにこのパゴダは、日本人が建てた物で、日本山妙本寺という。世界各地にあるらしい。
私のお目当ては、ここから見える絶景。フェワ湖とアンナプルナ山脈が美しい。
日の出の時間が過ぎていたためか、観光客は私のほかに2人しかいなかった。ひたすら写真を撮って駐車場まで下山する。
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タシリンチベット難民キャンプ
タクシーの運転手さんに交渉して、近くにあるチベット難民キャンプに向かってもらった。
事前情報では、「周りの人々よりもむしろ良い生活をしている」とあったが、いかに。
中心部にタクシーを止めてもらい、周辺を当てもなく歩く。観光客らしき人はおらず、地元の方から不思議そうな顔で見られる。
手前の方には、それらしき建物が並んでいるが、奥に進むと立派なお家が建ち並んでいた。なるほど。ひとしきりウロウロした後で、数軒だけ開いていたお土産屋さんに行ってみる。
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幸せアンケート、タシリンチベット難民キャンプ編
予想外に(商売が)ぜんぜんしつこくない。最初のお店と次のお店でタルチョ(チベット仏教の旗)だけ買った。ちゃんとチベットの人から買えてよかった。そして幸せアンケートも答えてもらった。
答えてもらう中で、しまった、と思った。
チベットから来た人たちはネパール語を読まない。
アンケートは英語とネパール語のみで書かれている。何とか理解はしてもらえたが、申し訳なかった。
過去に同じアンケートを他国で行った際に、非識字者と出会ったことから必ず絵入りのものにしているが、今回はそこまで考えが及ばなかった、、。
でも、お二人とも嫌な顔をせず、むしろチベット語の挨拶を教えてくれた。
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次に目に入ったのは、空き地でサッカーをしているお兄ちゃんたち。こちらも声をかけるとすぐに答えてくれた。しかも、周りにいた人を誘ってくれた。
その中に小〜中学生くらいの男の子がいて、棒付きキャンディーを食べながら「(自分の幸せに1番大切な物は)食べ物!」と答えたので可愛らしくて場が和んだ。
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タクシーに戻ってレイクサイドへ帰る。
ホテルの朝食は10:00までと聞いていたが、あまりお腹も空いてないのでラッシーだけ頼む。
受付のお兄ちゃんが、「ほんとにそれだけでいいの?」と心配してくれる。
ここでも、このお兄ちゃんと掃除をしていた方にアンケートに答えてもらった。この国の人はなんて笑顔がかわいいのだろう。
レイクサイド
湖沿いには飲食店やお土産屋さんが連なる。
私はいわゆるエシカル消費がすきな人なので、そういったお店を見たり、湖沿いの遊歩道を歩いたりするのがこの日の後半戦の目的だ。
昼前ともなると気温は20℃。ずっと歩いていると暑いが、湿度はないので過ごしやすい。
まず、ランドリー屋さんに洗濯物を置きに行った。mapの評価がよかった店だ。行ってみると誰もいない。店の奥まで入って何度かHello?と繰り返し、しばし待つ。しばらくすると優しそうなおばちゃんが出てきて、2時間後にできるよ、と教えてくれた。海外に行った時、いいな、と思うのはHave a nice day!と言い合う文化。たったこれだけのセンテンスでなぜか幸せな気持ちになる。
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ポカラはトレッキングに行く人の拠点地になる街。湖沿いはトレッキング用品の店で溢れる。すきな人にはたまらないだろう。
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レジ裏のボードを撮影させてもらった。
湖沿いの細い遊歩道を歩く。座って団らんする人や、道の真ん中に落ちてる(寝てる)野良犬。ネパールは野良犬がとても多いが、ポカラとカトマンズに関しては彼らは大人しく襲ってくることはなかった。※カンボジアの任地で自転車走行中に、数匹の野良犬にすごい勢いで追いかけられてからちょっとトラウマ。
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ある地点まで歩くと、たくさんの人が集まっていた。どうやらボートレースがあるらしい。せっかくなのでベンチに座って少し見てみた。独特の掛け声とともにボートが動いていく。周りの人ものんびりその様子を眺めていて、いいな、と思った。ゆっくり自然の中で休憩できることは贅沢だ。
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歩き疲れたので、ご飯を食べることにした。
「アーユルベーディコカフェ」。日本人が関わっているらしいが、この日はお会いできなかった。
スムージーとダルバートを注文して、待っている間は「パレスチナのことを考えた日の日記」を読む。
自分と同じ思いの人がいることが知れて嬉しかった。
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(しっかし、店の前にいるおっちゃんたちがうるさいのなんのって!笑)
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副菜のゴーヤとじゃがいもがとってもおいしかった!ネパールはとにかくじゃがいもが美味しい。
ダルバート、自分で値段を決めれるシステムだったらしく、ちょっと慌ててしまった。(他のダルバートと同じくらいの値段払った)
ポカラディズニーランド
ネパールにもディズニーランドがある。正式には、ディズニーランド・ファンパークというらしい。
これだ。
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もちろん、ディズニーなんて真っ先にボイコットする対象なので(パレスチナ支援のため)、絶対にお金を落としたり興味を持ったりしないのだが。
これは、、覗きたくなるやろ。
開園時間の12:00過ぎに行ったのだが、誰もいない。
ちなみに入場料は無く、乗りたいアトラクションごとに100円くらいずつ払うシステム。
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乗りたかったが何しろ人がいなかった。
夜になったら人が来ると、ネット情報にあった。
少しお土産を買ったり、ホテルの部屋が寒過ぎたのでフリースズボンを買ったりした後、洗濯物を取りに行く。お店を見ている間にも何度か停電があった。木彫りのはんこが買えて嬉しい。(ポカラではヘビとサイGet。素朴で可愛らしいので、本屋さんに行くたびに探して買ってしまった。)
ホテルで休憩した後、近くのベトナム料理店で夕飯を食べた。全然人が入っていなかったが、とても美味しかった。
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さすが観光地、世界各国のレストランが揃っている。
帰り道も、お祭りで浮かれているネパリを見て楽しむ。
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コンビニやスーパー的なものはあるにはあるが、ちょっと歩かないと無い。飲み物がほしいのだが、すぐ近くの商店で手に入るのは水のみ。少し悩んでホテル近くの薬局を見たら、店の奥ーーの方に少しソフトドリンクが売っている。中の人をかき分けてネパール産のレモンソーダ的な物を買ってみた。思ったより美味しい。(こういう時にすぐ手に入るのはコカコーラ社の飲み物なのだが、もちろんボイコット対象なので購入できない。面倒だが、買いたくないものは買いたくない。)
翌日は、お昼の飛行機でカトマンズに向かうことになっている。
続く