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Kathmandu to Pokharaバス旅🇳🇵

予約したバスに乗り込む

2024年12月28日、朝6:15。
6:50発の長距離バスを予約しており、20分前には乗っててねと書いてあったのでホテルを出る。
フロントに人はおらず、ホテルの入り口も閉まっていたが、ガードマンの方に鍵を渡し門を開けてもらって外に出た。

道に止まっているツーリストバスの中から、自分のバスを探すスタイル。ホテルの目の前に止まっていたものが予約したバス会社だったので、これ!と思い話しかけるも、これはチトワン行きだから違うよ、と言われる。
まだ暗い中、キャリーケースを引いてボコボコ道を歩く。何人かがどこのバス探してるの?、あと100mくらい行ったとこだよ、等教えてくれた。優しい。

ネパリ(ネパール人)の暖の取り方は、焚き火。そこかしこで小さな焚き火を焚いて集まっている。道端でやってるからちょっと危ない。
ようやく見つけたバスに乗る。私と、西洋人ぽい年配男性+ガイドさんしかいない。

と、ここで問題発生。
私は車酔いがとにかく酷い。何ならエレベーターでもブランコでも酔うくらいには三半規管激弱なのだ。
だから!!!
1ヶ月半前から!!
前の方の席を!!
予約してたのに!!
予約ページと実際の席番号が全然違った!!

しかも1番後ろの席やんけ。。
えっ、どうしよう、と思って予約サイトを見るも、全席予約で埋まっている模様。変えてもらえない。

とりあえず前の席にいたネパリが英語できそうだったから、"前の方の席を予約してたのにっ!"と愚痴る。
そして苦笑いされる。
以前、どこかの空港で見知らぬ西洋人の女性に航空会社の愚痴を聞かされたことがあるが、(オランダだったっけ?)まさかの自分も見知らぬ人に愚痴るようになるとはな。

仕方がない。腹をくくった。
大丈夫、一番効く酔い止めとやらを飲んでるから。
「アネロン ニスキャップ」
1日1回1錠。

先に効果の程をお伝えしておくと、神だ、これ。
何にでもすぐ酔う私がまっっったく酔わなかった。
しかも9時間半もの間、縦にも横にも揺れ続けたのに。
開発してくれた方、ありがとう(涙)

定刻から20分くらい過ぎたあたりでバスが動いた。この頃にはもうほぼ満席。
プレミアムソファシートとやらを予約したので、椅子はよいのよね。


プレミアムソファシート

ただ、とにかくBumpy極まりない。
椅子からお尻がぴょんって浮くレベルじゃないのよ。
ビョーーーーン、ボスッ(着地)を繰り返す。
道悪過ぎやろ。
経験上1番Bumpyでした。地方出張に車で行ってて田舎道慣れてるはずだったけどこれはすごい。

車内は静か。よくある大音量の変な曲もかかってない。
断崖絶壁を走っていくし、山の生活も見れるし、写真でも撮りながら乗るか、なんて思っていた。しかし、そんな呑気なこと言ってられないということに気づく。
カメラを構えた瞬間に振動が来たらオワリだ。
絶対にケガする。
両手をカメラに添えるなんてそんな危ない行為できやしない。
記録より命をとった。
大人しく窓の外を見るか、目を閉じるかだ。


カトマンズ市内

休憩は計3回あった。
トイレ休憩2回、間に25分休憩(Breakfast timeと言っていたが12:00くらいだった)


1回目のトイレ休憩所


トイレ休憩の時にいた子犬


25分休憩の場所には小綺麗なレストランと、何と洋式トイレ🚽!!!があった!ペーパーもあった!!
何か食べたら気持ち悪くなりそうだったので、何も食べずぼーっとしてみた。


25分休憩中の景色


25分休憩のレストランにあった遊具

山の方に入ると、断崖絶壁で暮らしている人たちの様子が見えた。段々畑が美しい。(写真に撮りたかったが、とにかく車内では跳んでたのでそれどころじゃなかった)
そして断崖絶壁にて渋滞。怖いって。


途中の景色

ポカラに近づくと、山々が見えてきた。すごい。街からでもこんなに見えるものなのか。
10時間かかると思っていたバスは9時間半で着いた。
いや、バス会社は7時間、と出してるけどな。


バスから見えるマチャプチャレ

ポカラ到着

バスパークに着いたら、タクシーの客引きが話しかけてくる。どこから来たの?と聞かれたので、めんどくさくなって「カンボジアだ。」と答えてサッサと振り切る。ネパールの客引きはそこまでしつこくない。ただ、日本語を話す人は異様に多い。
配車アプリでタクシーを呼んで、ホテルへ。

ポカラは12月28日からちょうど年末のフェスティバル期間。道路が封鎖されていたので、タクシーの人が困っていた。
着いたホテルは広々としていて、清潔。(1泊目が酷かったから嬉しかった)4階分階段を上り下りするのは疲れたが、窓からアンナプルナ連峰もばっちり。聖なる山マチャプチャレも見えた。


ホテルの部屋から見えたマチャプチャレ

街歩き

少し休憩した後、夕飯を食べに湖沿いのお祭り会場を歩いてみた。
ポカラはレイクサイド、という湖沿いに観光客向けのお店が集まっている。
道路の両側に出店が出たり、光るおもちゃを売る人がいたり。ステージでは伝統的な踊りや歌が披露されているのを見た。ラッキー。
インドからの観光客が多い印象。日本人はごくたまにいるかな、くらい。

ポカラ ストリートフェスティバルの様子

湖沿いにはいくつかコンクリートで作られた卓球台があり、地元の人が楽しんでいた。もう少し体調が良ければ混ぜてもらってたのに。

驚くほど治安がいい。暗くなってるのに、全く危険を感じない。狙われている感じもしない。何だこの安心感。


夕陽の落ちるフェワ湖

夕飯とアンケート調査

体調がいまいちだったので、いきなりダルバートは無理だと考え、優しい味のチベット料理屋さんに入ることにした。
お土産屋さんの2階にあるチベット料理屋さん。家族経営っぽく、少しお客が入ってるだけ。
おじいさんは、途中から床でご飯食べ始めるわ、娘?は外のステージ見てるわで自由。

野菜のタントゥク(きしめん)300ルピーを頼む。
店も暇そうだし(失礼)、と思い持ってきたアンケート用紙を広げる。
※"幸せアンケート"
お金、健康、電気水道ガス、友だち、家族、趣味、平和、勉強、食べ物 の中から自分の幸せに1番大切であると思うものを選び、シールを貼ってもらうアンケート。数カ国で実施している。今回は年齢別にシールの色を変えた。


タントゥク


まずはタントゥクを持ってきてくれた娘さん?へ。
とりあえず理解してくれて、シールも貼ってくれた!
回答者第一号。
その後、お母さん?にも。
このお母さん、興味を持ってくれて、アンケートについてショート動画を撮ってくれた。(嬉)
そして床でご飯を食べていたおじいさんにも。3名の回答ゲット。楽しい。優しい。

ゆっくり湖沿いの道をホテルまで帰る。
歌ったり踊ったり、無邪気に祭りを楽しむ人たちがかわいい。

やっと旅行が始まった感があった1日だった。

次の日は、1日ポカラを探索する。