あの日からの手紙。3月におこなう写真展。
まもなく、あの日から10年が経ちます。
10年というのは、多くの人にふたたび関心を持っていただける数字だと思いますが、この時期よく目にする、節目や区切りというものではないと思っています。
9年と3日も、10年と1日も、11年と1週間も、ずっと変わらず同じ気持ちで東北を想い続けていたい。そんな10年間をお届けする写真展です。
東日本大震災10年特別企画
石井麻木写真展【3.11からの手紙/音の声】
31/-3/14 東京 恵比寿 LIQUIDROOM2F KATA
3/6-3/28 東京 高円寺 旧杉並区立杉並第四小学校
3/6-3/28 福島 双葉町産業交流センター
3/6-3/31 福島 道の駅猪苗代
3/31-4/13 福岡 博多阪急5F
全会場、入場無料です。
展示の仕方や順序、会場の広さによって展示写真のおおきさが異なりますが、全会場、ほぼ同内容になります。
(東京会場は展示数約80点、福島会場は約70点、博多は調整中です)
今年1月の新宿での写真展は悩みに悩んだ末に中止とさせていただきましたが、まもなくはじまる3月の写真展は複数の会場で長い期間おこなう事により、来てくださる方がそれぞれ行ける場所へ足を運んでくださることで、今までのようには混雑しないでご覧いただけると考えました。それぞれのお住まいから近いところへ見に来てくださったらと思います。今回来られない方も、規模はちいさくなりますが状況を見つつできるタイミングで今年1年かけて行ける場所へは持っていくつもりでいるので、無理してまでは移動されないでくださいね。状況によってはこの先が叶うかどうかはわかりませんが、できるだけ多くの地へ持って行けるよう可能性を探し続けます。
各会場、感染対策は最大限におこないます。
土日や混雑する時間帯などは入場規制させていただく場合もあります。
今回の写真展は、今までのように300点以上展示する大きな規模の展示ではなく、厳選に厳選を重ねた約80点の写真を展示いたします。
そして今回初めて、展示アーティストのみなさまにメッセージをいただきました。
準備中に、メッセージが届くたびに心がじんじん震えました。
それぞれに東北に向けられた言葉だったり、コロナ禍の音楽における気持ちだったり、写真展を想って書いてくださったメッセージだったり、さまざまな音の声。
このおおきな想いたちを一緒に届けさせてもらえること、とても嬉しいです。
展示させてくださるバンド、アーティストさんたちに心より感謝いたします。
(※1組、写真のみのアーティストさんあり)
ACIDMAN/BiSH/BRAHMAN/Caravan/Dragon Ash/ELLEGARDEN/G-FREAK FACTORY/MONGOL800/MONOEYES/MAN WITH A MISSION/ NAMBA69/ORANGE RANGE/ROTTENGRAFFTY/SLANG/THE BACK HORN/The Birthday/the LOW-ATUS/猪苗代湖ズ/片平里菜/亀田誠治/後藤正文/サンボマスター/ストレイテナー/四星球/高橋まこと/高橋優/東京スカパラダイスオーケストラ/東北ライブハウス大作戦バンド/怒髪天/長澤まさみ /細美武士/ホリエアツシ/箭内道彦/渡辺俊美 (五十音順・敬称略)
そしてお問い合わせが多かった、私が会場にいられる日は下記になります。
🌱東京 恵比寿LIQUIDROOM 2F KATA
(13:00-20:00)※最終日は17:00まで
在廊日:3/1、2、3、8、13、14
だいすきなライブハウス LIQUIDROOMに併設しているギャラリー。
5年前に"15years"という個展を開催させていただいた会場。
5年ぶりに別の写真展で帰れることが嬉しいです。
🌱東京 高円寺 旧杉並区立杉並第四小学校2F
(11:00-20:00)※3/21は18:00まで
在廊日:3/6、7、17、20、21、24、27、28 and more
杉並区は福島県南相馬市と姉妹都市であり、今回の写真展のメイン会場に決定しました。いちばん広い会場です。パネルの大きさもいちばん大きく迫力があります。
毎週土日には復興支援ブースも展開いたします。
車椅子の方は入り口の奥にエレベーターがありますのでそちらからお上がりいただけます。
消毒済みのスリッパを用意していますが、心配な方は上履き、スリッパ等ご持参ください。
日々奔走してくださっている杉並区職員さん達ありがとうございます。
3/4と5は設営しているので恵比寿の会場に在廊できませんが、これまで写真展のたびにずっと力を貸してくれているスタッフの子達がニコニコ立っていてくれます。
3/9-12は福島にいます。3/9か10か12の行けるタイミングで双葉町の写真展会場に寄ります。そのあと猪苗代湖の会場にも向かいます。
3月11日は、ことしも楢葉町のJヴィレッジにいます。
たいせつな地で、一緒に黙祷させてください。
今回の写真展は毎年おこなってきた1月の写真展とは別物で、半年以上前に新聞社さんにお話をいただき、福島民報社さんと東京新聞さんと打ち合わせを重ねながら準備してきました。特に今年に入ってからは土日も返上して分刻みで一緒に準備してくださっている両新聞社さんとデザイナーさん、印刷会社さんたちに深く感謝いたします。こんなにも熱い想いを持って動いてくださる方達がいることが、とても嬉しく励みになることでした。
半年前からもともと予定していた都内での場所が今年に入って緊急事態宣言により急遽次々と使用できなくなってしまっても、諦めず一緒に動き探し続けてくれました。ライブハウスも同時に応援したいという気持ちにも応えてくださり、感謝しかありません。
東京新聞さんが今回の特設サイトも作ってくださいました。
10年ぶんの、多くの人たちの想いが集まって開催できます。
だいすきな東北。
あの日からの手紙。音の声。
どうか届きますように。