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放牧的なのに見守られているのを感じるファシリテーション

2022年最初のセレンディピティ・ブックス・ダイアローグ(SBD)を開催しました。

今回は、英治出版さんとのコラボレーション企画
年末年始に読みたい!英治出版の本 by 偶発性の読書会「セレンディピティ・ブックス・ダイアローグ

2021年末にDay1、2022年始にDay2開催と、くる年に橋をかけるような二日間構成で、英治出版の編集者お二人による贅沢な選書でのSBDでした。
さすがの英治出版さんへの信頼感に助けられ、あっという間に満席に近いお申し込みをいただき、とても魅力的で多様なご参加者の皆さんとのSBD開催が実現しました。

二日間が終わって、ご参加者のお一人でえほん未来ラボを主催しているドンハマ★さんから、

「放牧的なファシリテーションなのに、放って置かれているわけではなく、見守られているのを感じる。だから安心して話すことができました。」

と仰っていただいてほくほく!

そのドンハマ★さんにSBDをご紹介くださった、ベネッセ子ども基金の青木さんも、以前SBDにご参加くださった際に感想として、

聴いていて思わず口を挟みたくなる場面もあるだろうに、本当に何も言わないんだなってのが驚きで、なかなかできないことだなって思いました。

と、仰ってくださいました。

おふたりとも普段からイベントを企画し、時にファシリテーションの役割を担うことも多い方々だからこそ、「関与しないファシリテーション」に注目してくださってありがたい限りでした。

人がコントロールしようとせずに、場を信頼して「ただ居る」から、その場に集まった人たちで偶発性を味方にし気づきを編みあい、有機的にむくむくと場が育っていく。

そこにはいくつかの仕掛けだけがあるんです。

そうして二日目を終えた皆さんの、自信や達成感を手にしたような穏やかな表情がとても素敵なんです。

自分の枠の外の新しい価値観に出会った方ほど、そういう表情をされています。

まさにセレンディピティは、自分の枠の外にあるんだろうな、と信じられる瞬間です。

「答えはわたしの中に。 わたしたちの中に。」

そしてそれは「無意識の中にしまい込んで隠れている可能性が高い。」

だからこそ誰かの意図ではなく、自分たちの洞察力を頼りに、多様性を活かし協力してたどり着くことが大切。

日常にも広がっていきますように。





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