第39期女流本因坊戦第4局感想

第39期女流本因坊戦第4局

上野愛咲美女流本因坊vs藤沢里菜女流立葵杯

上野女流本因坊の2勝、藤沢女流立葵杯の1勝で迎えた第4局。

上野先生が勝てば防衛、藤沢先生が勝てば最終第5局へ縺れる重要な対局です。

YouTube解説は寺山六段。優しい語り口で軽やかなトークをしてくださります。

序盤は進行が早く午前中に形勢が決まってしまうのでは?と、解説の先生方が心配するくらい、お二人共時間を使わずドンドン打ち進めていきます。

待ち時間は4時間で、かなり珍しいようです。

理事として来られている青木喜久代八段によると

「昔は5時間が当たり前だったから、4時間は短く感じていましたが、今は3時間が当たり前で、4時間は長いですね。」

東京本院の対局の為か、ゲストがとても多い中継でした♪

立会人の大垣九段に、理事の青木八段、記録係の風間三段と辻華初段。

共に研究を主宰されている張豊猷八段と小山空也四段。

東西イケメンの大西竜平、呉柏毅五段。

その中で面白いと思ったお話を箇条書きします。

-対局者について

青木先生「もう女流棋戦は緩めていいから、他で活躍していただければ(笑)」

-最近の布石やAIについて

青木先生「“抵抗がある“ってもんじゃないです(笑)でも、私も3-3入る時あるわよーって見せとかないといけないので、たまにしますよ(笑)」

-女流棋士の棋風について

青木先生「殴り合いを楽しむタイプが多い。地を取るタイプは頭良さそう。鈴木歩さんや藤沢さんとか。(青木先生は?)計算できないんで、決めれる所はドンドン決めます(笑)」

-普段の対局日の昼食はどうされていますか?

寺山先生「孫君は僕と一緒に食事に行くと、彼の勝率が良いみたいなんです。でも僕は負ける事が多いので本当は嫌なんです(笑)ただ、彼、待っているんですよ〜、そしたら一緒に行く事になっちゃうんですよね(笑)」

-藤澤一門について

寺山先生「ウチは普通がいない。本木君や上野さん辺りまで強打者。広瀬君くらいからヨセもできる小技も使える人がでてきた」

恒例のモグモグタイムは大西先生。

チーズケーキに苦戦を強いられていました。

対局は藤沢女流立葵杯の白5目半勝ち。

2勝2敗で最終局へ!