碁笥の仲間入りとおじいちゃんについて
我が家に本物の碁盤と碁石がやってきてから、碁盤に向かう時間が増えた私達兄弟ですが、ちょっと困った事がありました。
それは、碁石を何に入れるか?という事です。
碁石自体は綺麗な状態で保管されていたのですが、箱が紙製でそれなりの年月が経っていたので(おそらく祖母がお嫁にくるより前の物)すぐに破けそうになってきたからです。
何かの空き箱や、空き缶に入れるべきか?
でも、碁石をそういう物に入れても良いのだろうか?
せっかくなら『ヒカルの碁』に出てくる木のいれものに近いものがあればなぁ。
と、思っていました。えぇ、思っていただけです。
約一ヶ月後、「ほれ、これにいれとけ〜」と手渡されたのは、正にヒカ碁で見ていた木のいれもの=碁笥でした。
しかも、黒石用と白石用としてほぼ同じ物を2個。
父方の祖父が作ってくれたのです。
我が家は3世代家族で祖父は、囲碁はしませんが私達兄弟が遊んでいるのを見ていて、碁笥があった方が見映えも良いし片付けやすいだろうと、丁度良い木材も手に入ったとかで、いつの間にか作ってくれていたのです。
もの凄く嬉しかったです。
知り合いの碁笥を参考にしたとかで、碁石がちょうど収まる深さで、底の方まで指が届く丸みと、艶々な手触りが気に入り、兄弟で争うように撫でまわしました(笑)
ちなみに、祖父は定年退職後、木工所で働いていて、家でもお盆や竹馬、竹トンボ、弓矢に木刀を作ったり、小型のショベルカーで山に道を作ったりするような人です。今は木工所は辞めましたが、山の整備活動に関わるパワフルなおじいちゃんです!
さて、碁盤・碁石・碁笥が揃い友達も益々遊びにくるようになりましたが、ここで次の疑問に直面しました。
"囲碁ってどうやって強くなるのかしら?"