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「新たな挑戦と成長—出会いから学んだこと」

父の在宅介護が終わり、1年3ヶ月。noteへの投稿を何から再開しよう…と思いながら過ぎていく日々でした。
私は常勤の仕事を辞めて、週に2回心理師として働くようになってます。

今日は、6月から働き始めた子どもの施設での出会いについて思った事があるのでお話ししたいです。

重度の障害を持つ子どもたちが安心して過ごせる施設

まだ開設したての施設なので、利用者は曜日により偏りがあり今日は利用者がいない日でした。レクの用品づくりで子どもたちを迎える準備をしました。
心理師とはいえ施設に入るといろんなことをします。けど、元高齢者デイの相談員兼介護士の私には不思議でも無く当たり前の光景。

そこに、今日は我が子と同じ歳くらいかな?の青年がニューフェイスで働きに来ていました。(私が毎日出勤しないのでニューフェイスじゃないのかも😅)

私はフェルトでお弁当作りを、彼は新聞紙で🍄を作りながら…
ついつい我が子達と同年代だと感じると喋りかけてしまう大阪のおばちゃんな私。同じリハ職として勤務なのかな?と思って聞くと、なんと元小学校の先生。

『学校の先生の仕事や子どもがものすごく好きだったら、残ってたかもしれないけれど、そこまでじゃなく「安定した仕事」と思って働き出したのがよくなかったんでしょうね。最終的な目標としては先生に戻りたいと思ってるけど他の仕事をやって経験値を上げたくて。』

と言ってました。
教師という仕事、子どもの事が好きだからこそ人としての経験値を上げたい。という発想ができたんだと思う❗️安定だけを求めていたら辞めずに何も感じずに働けていたと思う。 30年教師を続けて来た先輩先生をみて外の経験をしようと思った…と。
新しい環境彼の場合は学校以外の場所)に行ってみたいと思う人はどの職種にもあると思うけれど、現在の会社や組織が安定していればしているほど、その一歩を踏み出す事はとても勇気が要る。
彼の場合は、親に話すのが辛かったと・・ 親御さんは心配されたと思う。
我が子も自分らしい働き方を選んでいるので、私はできるだけ黙っているけれど、心配は絶えない。(子供のこと信頼してるんだけどね、心配はしちゃいます)

本当の安定とはなんだろう

彼はコンフォートゾーンを抜け出す前に、考えて悩んだ事だろう…  

初めて一年生を担任できると思ったら、コロナ禍で停止の事態になった時の事、工作は得意なお子さんに見本作りをしてもらいそれぞれの子供の得意を伸ばしてみてた事…  
いろんな経験が今の仕事のコミュニケーションのネタになり、彼の人柄に彩りを重ねていると思う

これからは、彼自身が考えているようにたくさんの経験をする事で、人間味の深い子供達に沢山の人生のネタを語れる先生に一歩ずつ近づいていくのだと思う

教職に戻ったときには、肥やしの効いた畑の土のようなふかふかの心を持って
子供たちをぐんぐん育てる先生になられることと思う
彼はきっと子供のことも、教師という仕事も大好きなのだと思う
大好きな仕事を自分の思うように務めていくためには
今は肥やしの効いた畑の土作りの時間。
良い土があれば教師でなくても彼に合った新しい仕事が見つかるのかもしれない。

自分に合った仕事を見つけることができる人間になることが
人生の中で本当に安定した仕事への近道だなと感じた

今日も気持ち良い交流ができた。
これも、私が一歩外の世界へ出てみたからだと思う。
介護の現場や今いる場所で何か自分を成長させたい時には、
是非小さなことで良いので環境を変えてみてほしいです🍀


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