何も考えない時間の尊さ
何も考えない、何もしない時間というのは大変貴重でございます。
無事賞与を受け取り懐が温かい今、普段通り自宅ぼんやりでは満足いかないのであります。
自転車をオラつかせて行ける範囲の、私にとって最上級のぼんやりスポットは「成城アルプス」。
目指すはお二階の喫茶室です。
梅雨明け前のムンムンムレムレの中、汗だくでお洒落空間に赴くのは気が引けますが
アルプスに行きたくて堪らない私はもう止まらない。
安易に作り込まれたエセレトロとは違う、本物のレトロでお洒落な空間。
幼い頃に祖母や母に連れられたホテルのレストランのような重厚感が、私にとって懐かしく心地良いのです。
汗だくのノスタルジー女はケーキ一つで満足しません。
当然のように二つ注文し、ご満悦なのです。
左がマーブル、右がノーブルというケーキでした。
特にバタークリームが使われているマーブルが好みでして、来店の際は必ずいただくスタメン選手です。
バターの香りと塩味が汗をかいた体に沁みます。
本当はこのケーキだけ食べたい位です。
青い椅子に青いカーペット。インテリアも素晴らしい。
ケーキ屋さんの喫茶コーナーというには格式が高く、かと言って高級過ぎて落ち着かないほどでもない。
ちょうど良い塩梅に寛げる素敵な場所です。
これと言って用事もないのに有給を取り、
お気に入りの場所に出かけぼんやり過ごす。
社会人にとっては中々贅沢な休日の使い方ではないでしょうか?