東方の三賢人:話す力がついてきて、更に話せるようになるために必要な3つのこと
こんにちは。
TOEIC500点台以上の方を、主に対象としている、スピーキング専門の英語コーチ高橋です。元アメリカの大学での英語スピーチ講師でした。クライアントさんの目標達成率90%。
初めての方はこちらから(自己紹介):
月、木に上記のような方を対象に、スピーキング力、プレゼン力アップに関する記事を書いています。次は8/19になります。
前回はしかし、初級者も含めた日本人全員に共通する、英語が上手に話せない訳について、7つの大罪、という名前で書きました。
●こちらです:
●ご質問などは、こちらまで:
↑の記事で、話すのが苦手な理由を丁寧に書いたつもりなのですが、話す力がついてきても、「それからの伸びを左右する要因」が3つあるのです。
何だと思われますか。
話す力はあるけれど、話す内容が思いつけないと、話せないものなのです。ですから、↑の3つとは、①知識、②ご自分の意見、③そして話したいという意欲の3つになります。
キリストが生まれる時、その場所を知らせる星が、夜空にまたたいた、ということで、それを見た、三人の賢者が、東方から贈り物を携えてやってきた、という故事に基づき、タイトルに三賢人を使ってみました。
3つの大事な要素が、これで、覚え易くなりませんか。
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今回はそのうちの1つ、知識について、取り上げます。
さて、いきなりですが、あなたは、色々なことに興味がありますか。それとも、1つのことをじっくり極めるタイプでしょうか。
言い換えると、自分の興味のあるもの以外には、関心がなくて、興味の対象はごくわずかに限られている、のでしょうか。
このどちらかが、話す時に役立ってくるのですが、どちらでしょう。
はい、そうですね、最初の方なんです。何かに興味を持つと、それについて知ろうとしますよね。すると、知識がついて、その知識に関係した言葉を覚える、という訳なんです。ですから、新しい言葉も覚えるし、新しい知識も増える、というわけです。
そして、更にいいのは、興味分野なので、それらのことを覚えるのが、楽しいはずなんです。更に更に、いいのは、その分野のことが好きな他の人達と交流することで、新しく覚えた単語なんかを、使っていくので、知識が定着する、ということがあります。
その分野が好きなので、色々技術をつけたりしているうちに、あなたは、人に教えられるぐらいうまくなってしまうかもしれません。周りの人から、「是非 教えてください。」と頼まれるかもしれません。知識も増えてくることでしょう。
すると、更にすばらしいことが起こって、教えることで、ご自分が好きな分野のことを、それがあまり上手でなかったり、興味がなかったりする人達に説明することで、ご自分が理解していた方法以上に、説明をわかりやすくしようとする努力で、説明できるようになり、更に理解が深まってしまうのです。
↑のようなことが、楽しみながら、できてしまうって、素晴らしくありませんか。何かを好きになる、興味を持つってそういうことなのです。
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ふふ、忘れていませんよ。
興味の対象が少ししかない、という方もいらっしゃいますね。
もしかしたら、あまり興味の対象がない、という方もいらっしゃるかも。
私は社会人(会社員など)もクライアントさんなので、その方の御趣味を、お会いして最初にうかがうのですが、そこで、「。。。」とつまってしまう方も いらっしゃいます。
そこで、質問を変えて、「週末は どんな風に過ごされていますか。」とうかがいます。すると、人によっては、「子供と遊んでいます。」「ゲームしています。」等というお答えが 返ってくるのです。
それで十分です。興味のある対象なので、↑のような方達なら、それが、お子さん(及び お子さんの興味があるもの、お子さんとどう遊ぶか。。。)になるし、ゲームなら、ゲームについて、どうプレーするか、ゲームコミュニティーについて、になります。
お話しする内容は、これでできました。
後は、それについて、日本語で言えるか、英語で言えるか、考えて、単語など調べておかれたらいいです。
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調べるだけでなくて、覚えておけるようにしたらいいので、私は、単語帳ならぬ、単語表を作って、例文と一緒に整理しています。
分野毎に、単語をA4ぐらいの紙にまとめて、例文を添えて、意味も書いておくのです。同じ分野の単語がまとまっていて、後で探し易いし、見やすいですよ。
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趣味の分野がたくさんで、あるいはたくさんのことに興味のある方は、↑のようにされていけば、どんどん知識はたまっていきます。
私は、そうやって貯めてきましたし、新しい製品、技術、歴史的背景などを日々、調べながら、過ごしています。
もし、そんなに興味の分野がない、という方なら、ご自分が時間を費やして 行っていることに対して、英語でも言えるように単語を増やされておかれたら、どうでしょう。
↑では、週末お子さんと遊ぶ、ゲームをする、例を挙げました。
あなたが、お子さんと遊ぶ派なら、例えば、どんな風に遊ぶ、遊具の名前(公園にあるブランコ、うんてい、砂場、滑り台など英語で言えますか)、お子さんの好きなこと(ある方の息子さんは、電車が大好きだそうです。そうなら、電車の種類や名前、どこで見られるか等)を、英語で言えるか、調べられたらいいです。
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あるいは、あなたがゲーム派だとしましょうか。
まあ 無言でゲームをする、が面白いのかもしれませんが、ロールプレイイングタイプなら、それらの役を説明したり(外見、性格、持っている武器など)、その根底にある世界観を説明したり、できますよね。
ゲームをプレイ途中に、声を上げてしまうこと、ありませんか。その声、英語だとどうなるか、とか。相手とチャットできるなら、その文言を英語で言うとどうなるか、とか考えられたこと、ありますか。
色々な人と英語でお話ししたくて、英語を始めた私なので、失礼な言葉が、思いがけなく口から出ないように、罵り言葉などは、言う練習を、意図的にしていません。ただ、聞いたら わかるようにしてあるので、ゲームで(人に向かってでなければ)罵ることは、できます。(相手が言ったら、わかるし。)
私は、ゲームはしないのですが、その登場人物や、勝ち方、世界観などを聞くのは、好きです。今ゲーム史上で流行っているもの、往年の人気作品、人気の移り変わりなども、是非訊いてみたい気がします。そんなことを、あなたは説明できますか(英語で)。
ただ、ゲームしていたい、かもしれませんね。無言でプレイしている限り、あまり英語に、結びついてこないことも、確かなんです(スピーキングに)。
なので、ご自分の好きなことを、気のおけない相手に説明するつもりで、単語など覚えられたらいいかもしれません。
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素敵なことが次に起こってきますよ。
人によって、いつそれが起こるのか、違うかもしれませんが、単語をある程度覚えていくと。。。それを言ってみたり、人相手に使いたくなったりするのです。
体の中に一定量の単語がたまると、外に出たくなるみたいです。
すると、アウトプットしたくなって、話したり、書いたりが始まるのです。日記みたいな形でもいいので、アウトプットされることを、お勧めします。
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折角、苦労して覚えた単語や、技術、自分だけのものにしておきたい、って思われますか。だったら、あなたと同じレベルのファンが集まる場所で、意見交換などされても、いいかもしれません。
そんな場所なら、周りの方と知識をシェアするのも、楽しいと思います。あなたを満足させる情報も、きっとあるでしょう。
今回はこれで、終わりです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
次回は、意見を持つことについて、書きたいと思います。
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