日本人が今 英語スピーキング力をつけるべき理由2/6:機械翻訳より人の方が優秀
こんばんは。
元アメリカ大学スピーチ講師、現英語コーチの高橋です。
初めての方はこちらから(自己紹介)。
月木に、英語スピーキング力アップについて、書いています。
上記タイトルの1回目は、こちら。
今日は二個目の理由です。
それは、まだまだ人の方が、AIより優秀だから、です。
時々、「人の通訳なんていらない、自動翻訳機に任せればいい。」、という
意見があります。果たしてそうなのでしょうか。
そういう方に限って、「すぐに機械に人が駆逐されるので、英語は今さら
勉強しなくていい。」と続くのです。
ところが、面白いデータがあります。
その自動翻訳を作った会社、及び大手アメリカ会社が率先して、人の
(優秀な)会議通訳者を雇っているのです。「大事な会議には、やはり人を。」ということです。私は、英語コーチ、アメリカ在の宇野沢ゆかりさんのセミナーで知りました。
自動翻訳を作っておきながら、その長所短所をよく知っている会社が、率先してそんなことをやっているのです。
加えて、機械に自動翻訳させたとしても、本当に正しい訳になっているのかは、やはり人がチェックしないといけないと思います。その時に、英語の勉強をしていないから、英語ガ話せないからと、チェックする人がいなかったら、どうでしょう。仕事は停滞してしまうのではないでしょうか。
世界中での情報量を見た時、英語の物が日本語の物の10倍だと言われているのです。最先端の知識を得たければ、なので、英語で情報を仕入れる必要があるのです。
リーディングだけである程度、どうにかなるかもしれませんが、その情報を元に、相手とやり取りしていくには、スピーキング力も必要です。会議で意見交換ともなれば、なおさらです。チャットで、書きながら意見交換はしませんから。
その際に、「話せない」となってしまうと、失う物が大きいのは、容易にご想像できるでしょう。話せないまま、どんどん年月がたっていくと、最先端の情報も取り損ねて、更に日本の地位は、世界のなかで後退していく、という訳なのです。
嫌な話しですが、あまりにも この危険性に気づいていない方が多いと思い、書くことにしました。
今日はここまでです。お読みいただいた方、ありがとうございます。