
努力できない人の言い訳
■できない? しない?
タイトルを付けるにあたり、「できない」のか「しない」のか、ちょっと考えてしまいました。
昨日の職場での会話です。
隣席の主任ケアマネがここ最近「鬱だ、鬱だ」と言って、士気を下げる話ばかりしてくるので「資格勉強でも、してみたらどうですか?」と答えました。
実際、私にとって社会福祉士取得のための通信課程や、スクーリングの日々はとても楽しくて、いつも目標を持って暮らすことは、毎日にハリを持たせてくれると考えています。
ましてや、その勉強内容は仕事に活かせることばかり。
一粒で二度おいしい、しか思い当たらないのですが・・
ところが、その主任ケアマネは(とてもそんな気分にはなれない)という顔をして、
「資格なんて取ったってねぇ」
と、溜息をついて過去の同僚の話を始めるのでした。
「やたら、資格を取りたがる人が、そう言えばいたわ。介護福祉士とって、ケアマネとって、社会福祉士とって、えっと・・あと、精神なんだっけ?」
「精神保健福祉士、ですか?」
「そうそう。ソレ」
そして、主任ケアマネさん(前々回のプラン搾取氏とは別人です)は、
「あんなに取っちゃって、何になるのか」
だいたいね・・と始まるのです。
■努力する人をディスるなかれ
どうも、ケアマネにこの手の性格の方が多いのか、どの職業世界でもそうなのか、私の周りには妙に「資格否定派」が多いのです。
この、主任ケアマネさんしかり、プラン搾取ケアマネさんしかり。
管理者に至っては資格の話は地雷かも知れません。
今年1月、私が今の事業所に転職する際、名刺に基礎資格である介護福祉士を印字するかしないかで、少し揉めたと聞いています。
「こんな、資格入れなくてもいいでしょ?」
福祉用具相談員が基礎資格の管理者は、しつこく他のケアマネに同調を求めていたと言います。
結局は、印字するということで落ち着いたようですが、この管理者も資格否定派のひとりなのかも知れません。
■介護保険成立期・初期のケアマネさん
・・には、どうもこのような考えの方が多いのでしょうか。
資格より経験重視。
確かにそうなのかもしれません。
「スーパービジョン」って、初めて聞いた時、テレビの事かと思いました。
(;´Д`)
余談ですが。
専門学校在学中に現場実習で介護施設に通っていた時、そういう考えの介護士さんたちに多く出会いました。
「専門学校卒は使えないんだよな・・」
「資格なんてなくたって、この仕事はできるからさ」
頭でっかち、と言いたかったのかな。
でも、そういう職員さんを見ていると、古い介助法でトランスをして、多分それがもとで腰を痛めているんじゃないだろうか、と思える方もいました。
(利用者さんの足がもつれそうだなぁ)
(互いに痛そうだな)
脇から手を入れて無理やり身体を起こす場面を何度も見ました。
やはり、基礎を知るということは大事なんじゃないだろうか。
■テーマが逸れてしまった・・
思いつくままに文字に起こしましたが、これからのわたしの課題は対人援助の経験を積むこと。
そして、新しい知識を入れる努力も惜しまないこと。
情報は常に書き換えられるように、柔らかい頭を持ちたい。
努力を否定する人は、努力を「しない」スタイルを取っていながら、実は努力「できなくて」唇を噛んでいるようにしか見えないのです。
* * *
今回も、鳩さんの画像をお借りして「平和の象徴」に登場願いました。
身近なところで帯状疱疹を患う方が増えています。
みなさま、お気をつけて。