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2019/5/10 主語を変えて考える

私と彼が最近全く噛み合わないのが引っ越しについて。私は結婚前から住んでいる45平米のワンルームの狭さに辟易していて、とにもかくにも引っ越したい。一方の彼は特に住環境に不満はない。テーブルの横に布団を敷いて寝ているような有様の我が家なんだけど、彼は一切気にならず、それより今の家は渋谷駅からそこそこ近くてそこが気に入っている。

先日、尊敬する人と話をした中で「夫婦の話は主語を変えてするべし」という教えがあった。「私は」「あなたは」という視点で話をすると、違いばかりが気になってしまう。だから「私達は」または「あなたと私は」を主語にするといい。

そこでその手法で目下の懸案の引越しについて考えた。

「私と彼は引っ越したい」ではないことにまず気づく。「私と彼はより快適に暮らしたい」うん、これなら違和感はない。それでいったんは彼をせっつくのをやめ、より快適に暮らす、という方向性に頭を使うことにした。もちろん今まで通り新しい物件は全てチェックするのだけども。

誰かと暮らす、というのはこういうことなのだなあと思う。自分の思い通りにはなかなかいかない、だけどそこでヘソを曲げたり無理強いする先に、いい未来はない。

未練がましくここなら、と思った物件を見返してため息。だけど「私と彼は」きっとここじゃない、別のおうちを夢見ている。


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