結婚してよかったことはありますか?
結婚してよかったことはありますかと聞かれたら、はっきりと言えることがあります。それは、
子どもと出会えたことです。
子どもが好きだから?子どもが可愛いから?
もちろんそれもありますが、子どもと出会えたことで「生きる意味を見つけられた」のです。
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先日テレビで俳優の妻夫木聡さんが「父になることで何か生まれるの?」と聞かれて、「何が一番大切かと聞かれたら家族(になった)」「生きる意味ができた」とおっしゃっていました。
また、お笑い芸人オードリーの春日さんは「できることとできないことが分かってしまって仕事が面白くない」と悩む視聴者に対して「背負うものを作れば頑張れる」「結婚すればいい」とおっしゃっていました。
結婚する前・・・子どもを産む前だったら、これらの言葉は全然響かなかったでしょう。でも今では心から同意します。本当にその通りなんです。
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わたしは自分が結婚して子どもを産む人間だと思っていませんでした。
10年以上お付き合いした方と30歳手前で別れた時、「この先、誰とも出会えないんだろうな」「自分を大切にしてくれる他人なんて誰もいないんだろうな」「一人で面白くたくましく生きていくのも悪くないか」と思っていました。
ありがたいことに旦那と巡り合えて、とんとん拍子に結婚し、子どもを授かりました。
なぜ結婚できないと思っていたのに、結婚し、子どもまで産んだのかと言うと、わたしは「足りない部分が多すぎる人間」だからです。
「具のない🍙まき子」を名乗っているだけあって、わたしは自分に個性や才能や自信の無い人間です。
そんな自分の足りない部分を、旦那が補ってくれた。だから結婚しました。
そして「足りない部分が多すぎる人間」だからこそ、「自分の価値」や「人生の意味」「生きがい」なんてものも持っていなかった。今度はそれを子どもが満たしてくれたのです。
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先ほどの「できることとできないことが分かってしまって仕事が面白くない」と言う悩みに対するオードリー春日さんの「背負うものを作れば頑張れる」「結婚すればいい」と言う回答に「ガッカリした」感想を持たれた方もいらっしゃいました。
おそらくこの方は優秀な方なんじゃないかなと思います。自分に足りない部分が少ない方なのかもしれません。背負うものを自分の中で見つけられる才能もお持ちかもしれません。そんな方には「足りない部分を補うための結婚」は必要ないでしょう。
もちろん結婚は「足りない部分を補うため」だけではありません。
それぞれの夫婦にそれぞれの意味があって、いろんな形の夫婦の姿があるでしょう。わたしにとって結婚は「足りない部分を補う」意味合いが強かった、と言うだけです。
足りない部分を自分で補充できない人間は、他人に支えてもらわないと生きていけないんです。
このことに気がつけず、何年も一人でもがいて生きてきました。
頑張れば、努力すれば、時間をかければ、できないことは何もない。なんでもできる。そう思って走ってきました。
真実は、できないものはできない。
ゼロに何を掛けても、ゼロなんです。
他人に頼るのは恥ずかしいことではない。一人ぼっちでは生きていけない。足りない部分があるのは自分だけではない。お互いが支え合って生きていく。当たり前すぎて、遠い昔に聞いた言葉すぎて、忘れちゃっていました。
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とにもかくにも、結婚してよかった。
子どもと出会えてよかった。
30年以上生きていたのに生きる意味がぼんやりしていた人間が、新しい命をこの世に生み出したことで生きる意味を見つけたんです。生物として、人間として生まれてきた意味があったなあと思います。
自分がこの世に貢献できた一番大きな功績は、まだ見ぬ未来を創り出すであろうこの子を産み出したことかもしれません。出会ってくれて、本当にありがとう。
あなたは、結婚してよかったことはありますか?
具のない🍙まき子(@makicome1986)
数多ある文章の海から、 みつけてくれて、ありがとうございます。 現在、不定期更新・お休み中です。 鹿児島から愛を届けています。