ともだちのまほうのことば、おもしろいね!
先日、小学校時代からの友達と食事会に行きました。そのとき自分が妊娠していることを報告したのですが、友達の第一声が
「おもしろいね〜!」
だったのです。
たいていの人がおめでとうと言うなか、その友達は「おもしろいね」だったのです。
◇
その友達のお話をさせて下さい。
彼女とは小学校時代からの幼なじみで、家も近く、部活も同じでした。好きな漫画やCDを貸し借りして、夕方まで一緒にしゃべったりする仲でしたが、彼女は大学時代まで、少し人と距離を置くタイプの子で、それまでの彼女の印象は「明るいけど、本心がわからない、ちょっと影を感じる子」でした。それが、たしか30歳をすぎた頃ぐらいから、壁がなくなり、さらに仲良くなりました。彼女の影の部分がなくなり、「毎日を心から楽しんでいる子」という印象に変わったのです。
そんな彼女は、なんでもおもしろがることができる才能の持ち主。
正直、彼女の人生は波乱万丈。決して明るい人生ばかりではありませんでした。それでも彼女は、上手に人生を乗りこなし、自分の人生をおもしろがっています。ときには逃げて、休みながら、自分がおもしろいと思う道を選んでいるのです。
そんな彼女から、妊娠したわたしに対しての「おもしろいね」。
わたしはなんだか、自分の人生がおもしろくなりそうな、そんな気がしてきたのです。
つわりで毎日苦しいけど、赤ちゃんが生まれる日を想像すると喜びで胸がいっぱいになるし、家族が増えた毎日を想像すると楽しみで仕方ありません。
そのときそのときの苦しみで、今もこれからもどんな日々になるのだろうかと、暗い気持ちになることは多々ありますが、ちょっと違う視点から自分をのぞきこんでみると、意外とそんなに暗い日々ばかりじゃないのかもしれない。もっともっとおもしろい生き方が選べるのかもしれない。
彼女の魔法の言葉、「おもしろいね」。
自分の人生はいつだって、どんなときだって、おもしろくなれる。
友達をみてきたから、間違いない。ぜったいね。
牧 真姫子🍙えっせいすと(@makicome1986)
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