少女たち
朝、6時過ぎ。
犬の散歩で公園に立ち寄ると、何人かの少女たちが遊んでいる。
夏休みに入り、ラジオ体操に参加するために来ているようだ。首にカードを提げている。
ひとりの少女が
かわいい！さわってもいいですか？
と声をかけてきて、いいよと答えると、うしろからわたしもわたしも…と5人になった。我が愛犬をおそるおそる撫でている。犬を飼っている子はいないようだな。
女子たちはとにかくにぎやか。犬が好き！とか、となりの犬がどうとか、口々に話しかけてくる。愛犬もなでられまくっている。そのうち、
（この犬、）女の子？
というので、「どうでしょう？」と答えるとみんなで犬を眺めまくり、（股の間をのぞき込んだりして笑）
男の子でしょ？
「なんでそう思ったの？」と聞くと、それぞれが言いたい放題いろいろなことを言っていた。
「おしっこするところ見てても、わかるんだよ」と伝えると、みんな公園の外までついてきて観察している笑 結論は、男の子ってことになったらしいんだけど笑
じゃあ、女のワンちゃんは（メスね）、どうやっておしっこするの？
と聞かれたので、「じゃあ、メスのワンちゃん探して、観察してみて」「またね」と公園を後にした。
いかんいかん。プライベートでもつい、小学生をかまってしまう。
彼女たちは、まさか私の仕事が小学校の先生とは、夢にも思わないだろう。そして、そういう関係性がちょうどよいのだ。
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