8月のレッスン〜「なければ作る」、小学生Sorachiの柔軟さに脱帽。
オンラインで小学生に英語を教えています。
English ✖️ Creativity
をテーマにしています。
小学生レッスンのメンバーは2人。
しっかりものでとても優秀。でも、間違えるのがちょっと嫌いなKanami(仮名)と、とても穏やかでとてつもなく優しい。いろいろ雑だけど、集中したらとんでもない天才肌のSorachi(仮名)。
ロイロノートを使って、
レッスンを行なっています。
今日は、
8月の小学生レッスンで起きたことをシェアします。
学びがクリエイティブになるといいな、とはつねづね考えている私ですが、わたしの予想の斜め上をいく小学生たちの柔軟さたるや、いかに。
What can you see?
この日のターゲット文は、What can you see? / I can see〜.
私は導入に、Caters News Agencyの、
森の写真にたくさんの動物が隠れている写真を提示。
What can you see? と尋ねました。
彼らはたくさんの動物が見える!といろいろ答えてくれました。
I can see an elephant.
I can see a monkey.
I can see a tiger.
I can see an alligator. などなど。
そして、勘のよい小学生たちは、
Homeworkにクイズが出る、と察知。
まだテーマをつたえていないのに
すでに「どんな写真にしようかな〜」とか
つぶやいています。笑
はい。今日の宿題は、What can you see? に
I can see〜.で答えられるクイズ作成です。
さて、翌週のレッスンになりました。
Kanamiの作品
Kanamiの提出した宿題は、
「だまし絵」で検索したんだそう。
とても芸術的な素敵な絵を2枚でした。
こんな感じ ↓
Sorachiと私は、
I can see an old man.とか、
I can see many books.
とか答えながら、絵を楽しみました。
Sorachiの作品が、とんでもなかった。
お次はSorachi。
はじめの絵は中学校の英語の教科書にも
載っていたことがあったかも。
Kanamiと私は、
I can see a young girl.とか、
I can see an old woman.
とか答えました。
次は、どうしても見えない絵があって、
しかも出題者のSorachiも答えがわからない、というオチ。笑
みんなで一生懸命考えたけど、
だまし絵にだまされたまま、わからずじまい。
ま、そんなこともあってもいいか、と。
この先、どこかで解けるかもしれないしね。
正解のない問いを考えるのって、
なかなか楽しいよね。
しかし、次の作品に度肝を抜かれました。
What can you see?
と聞かれて、
私にはいろいろ見えたんだけど。
Kanamiにはあまり見えなかったみたいで、
I can see flags.
I can a triangle.
と答えていた。
Sorachiは、
「他にもあります!」
「アルファベットです!」
ってヒントを出すんだけど、
Kanamiには見えない。
なので、
I can see the letter "I".と私が答えたら、
Kanamiが気づいた。
「Sorachiって書いてある?!」
「Yes!」と、めっちゃ嬉しそうなSorachi。
Kanamiも、わかんなかった〜!と
大笑い。
次のクイズも、Sorachiオリジナル作品でした。
ていうか、絵としてもなんか癒される…Sorachi、天才か!
なぜ、自分で描こうと思ったの?
そもそも、なんで自分で描こうと思ったの?と聞くと、
web上で検索した絵だと、
Kanamiが選ぶものと重なるかな、と思ったから、と。
だったら自分で作ればいいや、って思ったそうです。
なんたる柔軟さよ。
友達と重なる
→面白くない。
→もっと面白くするには?
→自分で描いちゃえ!
この思考、すごくないですか?
言われたことだけ、やるんじゃなくて。
学びを自ら楽しむ姿勢のあるSorachi。
Kanamiやわたしが楽しめるように、
いつも趣向を凝らした作品を持ってくるのです。
コミュニケーションにおいて大切な
相手意識をつねに働かせ、
学びの場をもっと面白く、もっと楽しく、
と取り組めるSorachiの力が
日々磨かれていて。
それを間近で見られるこの仕事は
本当に尊いなあ、と思うのです。
でもこのSorachiの良さ、
なかなか学校で評価されないんですって。
なんでなん?!と思うので、
それならnoteに書いてみようって思いました♪
続く。