「にしきたショパン」を東北で観る意味
あるSNSが繋いでくれた
みなさんは「にしきたショパン」
という映画をご存じでしょうか?
竹本祥乃 (たけもと よしの) 監督の
初の長編映画を2年前に知りました。
それは、音声SNSと言われる
Clubhouseが今よりも盛んだった頃
監督とSNS上で出会ったのです。
あらすじ(要約)
幼なじみである凜子と鍵太郎(けんたろう)は、ある高校音楽教師のピアノの門下生で、門下生の中でも常に一番な鍵太郎と、不器用でコツコツと努力するタイプの凜子。ふたりに突然押し寄せる試練、「阪神淡路大震災」そして「局所性ジストニア」。ふたりの葛藤や、ピアノに対する想いが描かれた深い映画でした。
石巻で開催の上映会
出会ってから観る機会が
なかったわけではありません。
でも、石巻の上映会にいらっしゃる!
と聞いて、楽しみに待つことにしました。
待っていて拝見できてよかった♡
石巻という地で上映祭がある
というのにも深い意味があった
と思っています。
映画の中では阪神淡路大震災が
取り上げられていましたが
石巻は、東日本大震災で
大きな被害があった場所です。
状況などが違うとはいえ
被災したことで、日常が
大きく変わった方がいたと思います。
日常の色々を重ねる
色々なことを諦めたり
違った形で夢を叶えたり
挫折や苦悩、そして乗り越えて・・・
とたくさんの方が抱いた色々な想い。
映画はピアニストがテーマですが
観る人によっては、自分の色々を
重ねた方もいらしたのでは?
切ない想いもあるけれど
どこか甘酸っぱい若き日の
もどかしさがちりばめられていて
観終わった後に、やさしい風が
ふんわりと通り抜けたような
そんな想いがしました。
上映後に、仙台出身左手のピアニスト
早坂眞子さんのミニコンサートも
左手のみの演奏とは思えない
奥行ある素晴らしい演奏でした。
数々の海外での映画際でも
受賞された「にしきたショパン」
是非ご覧いただきたいです。
祥乃監督、お会いできて
映画も観れて幸せな1日でした。
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