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Enterprise企業のド真ん中でサクセスを生み出す、圧倒的な現場感と熱狂 〜メーカー→コンサル→キャディと歩んできた漢たち対談〜
こんにちは。キャディ株式会社 採用担当のみせと申します!
今回はキャディのエンタープライズ事業部のカスタマーサクセス部で働く魅力とその環境について、製造業→コンサルのバックボーンがあるお二人をゲストにお呼びして、なぜいまキャディに? なにがおもしろい? という本音の部分を伺いたいと思います!(あれもこれもと伝えたい愛が溢れ出した結果、ちょっとボリューミーな記事になっております笑 )
他己紹介
福西勇志
トレードマークはメガネ(金子眼鏡製)。3児の父であり、同期からは「福ちゃん」と呼ばれ親しまれている、みんなの父。共働き。
新卒で東レに入り素材の技術開発→海外駐在も経験し、日本の製造業の技術力の高さを実感したが、ビジネス面での戦略の重要性を感じ、デロイトトーマツコンサルティングに転職。そこで技術やDXに関わる戦略立案を主に行ってきたが、自社特有のソリューションを持って支援先企業に伴走し戦略の実行・成果創出まで関わりたいという思いに至り、2022年にキャディに入社。キャディではManufacturing事業部でプロジェクトマネジメントとして新事業領域の開発やUS事業の立ち上げを行った後、現在はエンタープライズ事業部カスタマーサクセス本部の部長として、自動車業界や重工業、建設機械、半導体装置等幅広く自社プロダクトの導入・活用支援を行う。
堅そうな見た目とは裏腹に社内イベントの写真はすぐにSlackのスタンプにされたりワークフローで呼び出されたりする、愛され力の高いマネージャー。
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斉藤槙
2児の父。共働き。趣味はラグビー、筋トレ、庭の芝管理。サイトウ被りが発生するため基本的には「まきさん」呼びがメイン。最近の悩みはオンラインミーティングでの表情が自分の想像以上に硬いこと。ベンチプレスとともに笑顔もトレーニング中。
新卒で日立製作所に入社し、一貫して調達購買業務に従事。南アフリカの火力発電所建設現場での駐在も経験。日本の製造業の凄さ、社会インフラを作ることの意義を身をもって体感。
自身のスキルアップのため、PwCコンサルティングに転職。そこで調達購買領域の戦略立案や業務改革、システム導入のPMOなどを手がけるも、より一層、深く製造業に関わりたいと思い、2022年にキャディに転職。
キャディでは、Plant事業部でプロジェクトマネジメント、材料調達、ロジスティクス支援に従事。現在はエンタープライズ事業部カスタマーサクセス本部のアソシエイトディレクターとしてプラント、建設業のお客様へ自社プロダクトの導入・活用支援を行う。
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メーカーとの違いは、とてつもないスピード感と"特大ホームランを打てるチャンス
見勢:さて、さっそくですが、製造業とコンサルティングファームを経験されたお二人にキャディでの環境について質問です。製造業の事業会社と比べて、キャディの違いはどんなところにありますか?
斉藤:いい面もたくさんあることは大前提として、終身雇用を前提としたキャリア形成をベースとした組織体系が多く、やる気のある若手の方がマネジメントや、やりたい仕事につけたり、裁量のある仕事を任されるには一定の時間がかかるという点はモヤモヤがありました。大企業あるあるだと思いますが、自社組織の中での調整業務に時間や労力を要するといったところもありました。一方、キャディではとてつもないスピード感と大きな裁量が与えられ、何のためにやるのかが明確なところは非常に好きなところです。”コトに集中できる”環境があるところが自分にとっては大きな違いでした。
福西:そうですね。自分も過去の経験と比べて、キャディは圧倒的に若い組織ですね。私自身も非常に刺激をもらってます。また製造業といっても、ひとつの領域に特化しておらず様々な業界のお客様がいるので、幅広い視点を持ってチャレンジできます。製造業の知見はもちろん身に着ける必要がありますが、専門的になりすぎていないが故に、事業会社の方が「さすがにこれは無理か」と思われることにも、「いや、こういう方法ならいけるんじゃないか」といったCanDoマインドをもって突っ走っていく文化がありますね。またそういった意見をただアイディアとして終わらせるだけではなくて、それを会社の目標として本気で目指すことができるのは結構、大企業との違いかなって思いますね。時にはめちゃめちゃ外すこともあるし、逆に特大ホームランを打つこともある。そういうところが面白いです。
斉藤:わかります。製造業って真剣に良品率99.99%といった精度を求めますよね。本当にそこが素晴らしいところだと思うんですが、やっぱ通常の仕事もそういった形で、ミスを許さないように行っているが故に、中々チャレンジしづらい、ホームランを打ちづらいと聞くこともありますね。
福西:製造業だと「安全第一」「品質は何よりも優先される」、などプライオリティはすごく明確に決まってて、「それが損なわれるんだったらこれはしない」みたいなところが結構明確にあったりしますよね。それ自体はものすごく重要なことですし、そういったことがベースにある上で日々の改善活動を積み重ねてきた結果として日本の製造業の強さがある。一方で、日々の積み重ねの路線から外れるものの取り組み(でも非常に重要になるかもしれない取り組み)を進めていくことは難しいことがよくあると思います。キャディではそういったことも含めて本当に自分たちがやるべきこと何かを考え、それに向かって本気でみんなで挑戦していると思いますね。
見勢:キャディの環境に慣れるまでに大変なことはありました?既に2年以上働かれているので、慣れるまでのコツや、スタートアップで働く上で克服したことなどあれば!
福西:慣れたことはないですね(笑)
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斉藤:慣れるというより、常に新しい気づきがあるなとは思っています。この対談記事を読んでいただいた人向けに前向きに言うと、キャディの仲間からのフィードバックで感化されることはよくありますね。設立10年に満たない若い会社ですが、化け物級に優秀な人もいますし、 若くてグイグイ来る人が多くて、そういった人たちからフィードバックをもらうと、「自分は守りに入ってたな」とか、「もっとチャレンジすれば良かったのに」と感じることは多いです。最近でも思うので、まだ慣れてないとか、ハマっていないと言うのとは違うのですが、気づかされることは多いと思ってます。
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福西:槙さんの話を聞いて思いましたが、例えば製造業って、結構役割を一つに絞るじゃないですか。例えば何々の技術をやってます。とか、ここの営業やってますみたいな。 キャディももちろん部署は決まっているけども、目指す目標の達成に向けては領域を超えた動きが求められるし、そういった環境の中で過ごすことで多方面に関わることになかで、自分の製造業に対する視野や発想が広がった感覚は結構ありますね。
見勢:キーワードとしては、企業文化が若いとか、スピード感がある。またそういった環境によって気づきが得られてご自身がブラシュアップされるといったところですかね。
コンサルとの違いは、圧倒的現場感と事業/プロダクトを育てる魅力
見勢:次にお二人の前職であるコンサルティング会社と比べた時のキャディとの違いについても知りたいです!
福西:コンサルティング会社にいた時は、戦略を立てて実行計画を策定するまでが主でしたが、キャディではお客様での計画の実行及び具体的な成果創出まで深く関わっています。自社開発のソリューションを持って、お客様が本当にあって良かったっていうところまで現場での課題を解決して実際の成果を上げていく、一緒に走りきれるっていうのが一番大きな違いであると思いますね。
斉藤:同感です。またコンサルティング会社では、自社のプロダクトがなかったり、あえて持たないことが多いですが、キャディでは自社プロダクトを持っており、顧客に対してクイックに価値を提供できる、またプロダクトをお客様からヒントをいただき、育てながら提供できます。コンサルは最初「まず絵を書きます」みたいなところから始まるので、実際そのプロジェクトにはよりますけど。 アウトプットを出して自身で手触り感を得られるまでって、1年とか2年とかかかる。ひたすら数年間同じプロジェクトにいると、視野が狭くなるところがあると思うんですけど、キャディの場合はプロダクトがあることでQuickWinを生み出すことが出来ます。自分で提案内容を作っていける、プロダクトに対してTechチームにフィードバックして、提案内容を変えていけるみたいなところで、自社の事業を生み出してる感がすごいありますね。
福西:どこまで関われるかということ以外にも、もちろん違いはあると思っていて、プロダクト含めて自分たちの思想を反映しているのは大きな要素だと思います。「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」という全社共通の大きなMissionがある中で、そのミッション達成のためには、戦略だけではなくプロダクトも含めて製造業がどうあるべきかを考えて進めています
斉藤:確かにそうだと思いますね。
見勢:なるほど、言語化すると非常に難しいですね。一見すると独りよがりに見えなくはないが、本当に「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」というMissionのもと、真剣ではあるが故に時にお客さんとぶつかることもあって、一緒に目指していこうとしているという点でしょうか。その他だとプロダクトや手触り感の有無とかですか?
福西:そうですね。コンサルティング会社出身の方と面談していると、プロダクトがあること、それを自分で育てていくことの魅力を感じている人は多いですね。
見勢:なるほど、そうすると、プロダクトや自社独自のサービスを持っている会社と比較するとキャディの強みってどういったところでしょう。
斉藤:技術的な強みというよりは、今後の拡大・成長の可能性に関してはキャディのプロダクトは非常に高いポテンシャルを持っていると思います。製造業には依然として多くの課題が山積みで、そこに対してキャディのサービス群が解決の打ち手になるものは非常に多いと思っています。社内で様々な議論をしていますが、プロダクトの成長の形が我々自身も明確に見えていないというところに楽しみがあると思っています。
福西:キャディのプロダクトの強みは、モノづくりを行っていたManufacturing事業から始まったという点で、実際に自分たちがモノづくりを通じて課題にぶつかった経験からプロダクトが開発された経緯があります。ですので課題感の深さと、実際その領域で苦しんでた人たちが本気で業界を変えたいと思いプロダクトを作っているという点が大きな違いだと思います。実際に利用いただいているお客様からは「本当に現場が使いたくなるようなプロダクトだよね」とお声をいただくことも多いです。また、グローバル展開も同時に進めており、こういった部分も他の日本発のSaaS企業ではほとんどない大きな特徴だと思っています。
コンサル経験をフル活用できるキャディのカスタマーサクセス
見勢:ちなみに、vs SaaS企業の観点で言うと、カスタマーサクセスの職種はバーティカル、ホリゾンタルのどちらのサービスにもあると思いますが、キャディは製造業向けのバーティカルSaaSとして何か特徴はありますか?
福西:製造業といってもとても領域は広くお客様それぞれで状況が異なるので、当社のソリューションを入れさえせれば成果が出るというものではなく、カスタマーサクセスが各お客様に深く入り込み、そもそもどういったことを目指していて課題は何なのか、課題をどういう風に解いていくのかと言うところを一社一社しっかり理解・整理しながら成果創出に向けて進めていきます。こういった部分はホリゾンタルとは結構大きな違いになってきます。
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斉藤:まさにそうだと思っていて、 ホリゾンタルだと型があるというか、これが標準的な業務ですといった型を一度作ってしまえば、展開しやすいのかなと思っています。一方でキャディは製造業全体を相手にしており、特定の業界に限定せず、製造業全体に対して広くアプローチしている点も大きな違いです。利用いただいているお客様の一覧を見ると明らかですが、自動車、重工業、半導体装置製造、電子、機械、プラントなど幅広い業界の皆様に利用いただいています。その反面、業界が異なると取り扱う製品やドキュメント、仕事のやり方は当然異なりますので、お客様に合わせたプロダクトの価値を模索し、カスタマイズして個社別にフィットさせに行くことが”カスタマーサクセスの腕の見せどころ”だなと思っています。
見勢:ありがとうございます。「カスタマーサクセスの腕の見せ所」、いいすねw
ちなみに、キャディのカスタマーサクセスは一般的なカスタマーサクセスと違うところはありますか?
斉藤:キャディのカスタマーサクセスは、プロダクトの導入と定着だけでなく、その先の価値創造に重きを置いています。顧客の課題を深く理解し、それを解決するために具体的な施策を提案し実行します。そのため、顧客との関係も非常に密接で、単なるサポートではなく、共に成長するパートナーとしての役割が求められることが特徴ですね。
見勢:なるほど。そうしますとコンサルティング会社など、これまで培ったスキルや経験がカスタマーサクセスの業務に活かせるってところはありますか。
福西:コンサルティング会社で培った課題解決能力やプロジェクト管理能力は非常に役立ちますね。例えば、複数の部署が関わるプロジェクトでは、それぞれの意見や状況を整理した上で課題を特定し、全体を統括するスキルが求められます。まさしく整理整頓ですね。また、コンサルティング会社では入るプロジェクトに応じて、その専門領域にキャッチアップして、課題を解決していくというシーンがよくあるかと思いますが、その中で柔軟にキャッチアップしていく能力もものすごく役に立ちますね。
キャディのカスタマーサクセスは、まさにそれらのスキルをフルに活用できる場ですね。
顧客への価値提供
見勢:ありがとうございます。そういった課題解決を経てキャディがお客様に提供する価値について教えてください。顧客からはどのようにキャディは評価されているのでしょうか?
福西:キャディは、顧客のDX(デジタルトランスフォーメーション)をサポートし、具体的な課題解決を提供しています。例えば、ある大手製造業の顧客では、DXの進め方がわからず悩んでいましたが、キャディが入ることで、具体的なステップを設計し、プロジェクトを進めることができました。このように、SaaSベンダーではなく、顧客にとって頼りになるパートナーとして評価していただいていると考えますし、より一層、そういっていただけるお客様を増やしていきたいです。
斉藤:私も同じく、顧客から「もっと導いてほしい」と言われることが多いです。キャディの提供するソリューションは、ただの効率化だけでなく、新しい価値を創造することが期待されています。そのため、顧客との関係も非常に深く、長期的なパートナーシップを築くことが重要と考えています。
キャディで働くことの魅力
見勢:最後に、纏めっぽくなりますが、この記事を読んでいただいた方がキャディで働きたくなるようなキャディの魅力について教えてください。コンサルティング会社や他のSaaS企業と比べて、特にキャディで得られるものは何なのでしょうか。
福西:キャディは戦略立案や計画策定だけでなく、その先の実行まで関わり成果を出すことにコミットしていて、製造業の具体的な課題解決に深く関わることができます。また、自社プロダクトを持っていることから、非常に優秀なプロダクトマネージャーやTechメンバーと連携しながらプロダクトの成長にも関わることができるという点も、非常にやりがいを感じています。
また、高い目標を掲げ、実際にその目標に対して代表の加藤を中心に全員で本当に実現するつもりでクレイジーに歯を食いしばって頑張ってますし、周りにそういう人がたくさんいる環境に身を置くことで、自分自身もさらに引き上げられますので、成長を目指す人にとってとてもいい環境だと思います
斉藤:そうですね。高い目標を掲げ、それに全力で挑戦する環境があることは非常に同意ですね。また、私自身、製造業やコンサルティング会社で経験したことを活かしながら、新しい価値を創造することに挑戦できるのは非常に魅力的です。また、キャディのカスタマーサクセスは、顧客と密接に関わることで、非常に深い手触り感を得ることができます。これは、他の企業ではなかなか得られない体験です。1ベンチャー企業が、日本を代表する大手の企業のDX パートナーとなるということを本気で皆が考えていて、そこに向かっているのはすごい集団だなと心から思ってます。自分が大手製造業にいたからこそ、大雲の上の存在みたいな人たちと対等に渡り合う必要があります。気力と体力がないと絶対できない領域だなとは思ってますし、スピード感含めてめちゃめちゃ大変な環境ではあるものの、それが面白いって感じているクレージーな人たちの集まりだなと思いますね。
見勢:最後に 人事的な質問をひとつ!
福西さんまきさんからみて、キャディのCSにはどんな人が向いていると思いますか?
福西:高い目標に対して粘り強く挑戦できる人が向いていると思います。その中で自分の役割を超えて、積極的に他者や他部署と連携し、全体の成果を最大化することにコミットできることが重要ですし、何より未知の課題に対して好奇心を持って前向きかつ柔軟に取り組める人が向いていると思います。
斉藤:あとは、自分の専門領域だけでなく、広い視野を持って多角的に物事を考えられる人も向いていると思います。また、顧客と深く関わり、長期的なパートナーシップを築くことに喜びを感じられることも重要です。キャディでは、常に新しいことに挑戦できる環境がありますので、変化を楽しみながら成長できる人にも魅力的な環境かと。
見勢:はい! だいぶ長くなってしまいましたが、今回は以上となります!
ご興味ある方は是非、下記のリンクも覗いてみてください!
めちゃめちゃお待ちしてます。
参考:エンタープライズ事業本部カスタマーサクセス部本部長の八木さんの記事