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卵が先か、鶏が先か。体重が先か、関節痛が先か。
おはようございます。
自分軸での副業を準備中の看護師のまきです。
前回「このままではいけないとハッとしたとき」というタイトルで
記事をUPさせていただきました。
その記事の最後に、保健指導した経験について次回は記事にさせていただきたいと予告しましたので
今回はその保健指導についてのお話をかかせていただきます。
私は看護師として20年近く勤務してきましたが
その間に、保健師の資格を活かして
業務委託という形で保健指導もしていました。
会社や市区町村の健康診断を受けた後に
メタボリックシンドロームの基準値を元に
「健康状態の人」
「動機付け支援」
「積極的支援」
に受診者の皆さんは振り分けられる訳です。
その中で、私たち保健師と面接を受けることになるのは
動機付け支援、積極的支援となった方たちなんですね。
看護師としても退院時に生活指導等はするのですが
健診後の保健指導って、正直難易度が高いんです。
先にその方の健診データを見ることができますが
たった1時間という短い持ち時間で
その方の生活習慣の概要を把握して、
改善に向けての目標値を立てて、
具体的に何をどのように変えていくのか具体策を立てます。
そして、それをレポートに落として
以降の継続支援は他の保健師にバトンタッチするという
システムになるんです。
そして、9割の方が
「会社から言われて受けているだけだから」と
基本やる気がない!
予約をスッカリ忘れている方も珍しくありません。
そんな中で私たち保健師は何とか指導的関わりに
持っていくわけです。
正直ね、やる気ないならもうそのままでいいんじゃない?!って
私の心の中の悪魔がささやくこともあるんです。
けどそこはプロの意地ですよね。
相手が向き合ってくれるまで根気よく
たった一時間の持ち時間で頑張るわけです。
健診結果を受けての保健指導となると
ほぼ生活習慣病の改善指導になります。
そうするとですね、
殆どの方にが体重が標準を大きくオーバーしており
体重のコントロールをしていきましょうという話題になります。
実際に体重の1%を減量することで
血液データにしっかり結果出るというデータもあるので
いかに体重をコントロールする必要があるかを
お話させていただきます。
そのたびに私が感じていたことです。
(ここでタイトル回収です)
卵が先か、鶏が先か。
体重が先か、関節痛が先か。
殆どの皆さんが
体重を落としてくても、膝が痛いから、足首が痛いから
動けないんです。
と、運動習慣の導入をお断りされてしまうんですよね。
そうゆう時思うんです
体重が増えたから、関節が痛いのか
関節が痛くて動けないから、体重が増えるのか・・・
おそらく正解は、両方なんですよね。
・動かないから関節が堅くなって、関節痛が出る
・動かないから、関節を支える周りの筋肉が落ちて関節自体に負担がかかる
骨、半月板の痛みが出る。
・動かないから、基礎代謝が下がって体重が減らいない・増える
・関節が痛いから、更に動かなくて体重が増える
・関節が痛いから、受診して注射を受けたり、処方を受けたりする
・動けなくてすることないから、更に食べる
残念ながらこれが
体重が多くて、関節が痛い方のよくあるパターンなんです。
適正体重がどうして必要なのか。
体重が多くても、血液データ的にも問題なくて
体中の関節への負担もご自身が感じてなくて
生活に不自由を感じていないのであれば
話は別です。
しかしながら、保健指導する立場として
「この人は体重管理すれば、あっと間に結果出せる!」という
絶対的自信があるから
その方に体重管理をご提案するわけです。
その方にとっては
見も知らずの保健師に
今までの自分の事もろくに知らないのに
会ってちょっと話しただけなのに
体重落せって
大きなお世話だ!!!!!
そう思っているに違いありません。
何十件もそんなやり取りをしてきた私ですが
そんな方に切り込むためにしてきた事を
次回の記事でUPさせていただきたいと思います。
本日は健診後指導で出会う
体重管理が必要だけれど、関節痛等を理由に指導的関わりを
お断りされてしまうケースを記事にさせていただきました。
本日もお読みいただきありがとうございました。