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わっかふんー2019年8月30日(金)live『iimaな時間 vol.4』

リビングのような所にイシイさんの姿があった。
周囲の人には何故か見えないようだ。

状況がうまく飲み込めないでいる私。

イシイ「いや〜まいったよ。」

どうやらイシイさんはもうこの世にはいないようなのだ。

イシイ「死因は『わっかふん』だよ」

マキ「・・・わっかふん?」

イシイ「わっかふん知らない?わっかふんっていうのはこれ」

と言って、チョコボールを上に投げて
落ちてきた所を口に入れるという、
昔サザエさんのエンディングで見たアレをやった。

マキ「え・・・そ、そんなことで・・・」

イシイ「そうなんだよね〜」

軽い返しのイシイに腹が立ってきた私

マキ「そうなんだよね〜、じゃなかろうが!!!どうすると!!」

イシイ「まあまあ、そう大きな声を出さないで」

とか、そんなやりとりをしたところで目が覚めた。

こちらの世界にもどってきたが
半分寝ぼけていて
心臓がバクバク言ってる。

またもや状況をつかみきれず
とっさに『わっかふん』をググる。

そんな言葉は存在しなかった。

そして、こちらの世界では
イシイさんは生きていた。

生きていたことが、死ぬほど嬉しかった。

たったひとりの人間のことで
こんなにも世界が変わる。

昨日のライブではこんな話をして
みんなで大笑いした。

『わっかふん』って何よ。

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iimaな時間 vol.4 セットリスト
イントロ
1st
1.はじめはひとりで座っていた
2.おやつの時間(RNミコさんからのリクエスト)
3.さよなら夏の日(RNライドオンタイムさんからのリクエスト)
4.smile〜over the rainbow (RNしぶちんさんからのリクエスト)
5.朗読『monochrome』より須山奈津希さんの詩 一節
6.未完成の絵

2nd
1.OH you get YUGE!
2.海のあお空のあお
3.あなたのせいじゃないよ(RN大学生のおともだちさんからのリクエスト)
4.帰れない二人(オオカミの口こうちゃんからのリクエスト)
5.息子(イシイからのリクエスト)
6.最終回のうた

アンコール
最後のニュース

アウトロ


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最近、なんだか
生きることと死ぬことについて
よく考えさせられる機会をもらっている

この日は会場に
かつてライブによくいらしてくださっていた姉妹の
妹さんがきてくださっていた

ライブの後で知ったが
6月にお姉さんが亡くなられたという

ずっとずっと心を寄せて応援してくださっていた方だった
最近お見かけしないなと思っていたが
彼女はずっと闘っていたんだ

彼女は『最終回のうた』を
病床でずっと聴いてくれていたと知った

意識がなくなっても
『最終回のうた』を聴くと
「生きて生きて」のところで必ず目をあけていたという


妹さんは昨日、お姉さんの写真と一緒に
ライブに参加してくださっていた

全部、後で知った
何も知らなかった

何も知らないで
過ごしていた

メッセンジャーをあけると
お姉さんとのやりとりが残っている

そこには沢山の励ましの言葉が綴られていた

「うそやろ」

妹さんからメッセージが届く

丁寧なお礼の言葉が綴られていた。
最期まで、マキちゃんの唄声に寄り添ってもらったみたいで、幸せだったに違いない、と。

泣く事しかできない自分。
最近泣いてばかりいる。

泣いたって、何かが変わるわけではないのにな。

だけど、届くだろうか

陽子さん・・・

ぽつりぽつりと
『最終回のうた』を歌った

わからないことが
たくさんある

かすれ声のオンチなうたに
涙が出たり

体温やにおいに
こころが動かされるのは

生きているという
なぞの感動

あなたがいるっていう
理由のない嬉しさ

ねえ
生きていると へんてこで
失敗をしてまちがえて
ばかみたいでさ

全部いいように思いたくて
どこかでずるをして

見ないフリの
自分の顔や

いびつな手足を
許してくれるなら

どんなにそれが
ゆがんでいても

よごれていても
手をのばして

あなたに触れたい

-須山奈津希×安永哲郎 短編集『monochrome』より

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8月30日(金)live『iimaな時間 vol.4』(終了)
時間 18:30開場 19:30開演
会場 オオカミの口
   福岡県福岡市西区姪の浜6丁目3−35
料金 前売 3,000円 当日3,500円(共に+1order)
   お席の必要でないお子様無料、高校生以下1000円
出演 iima(永山マキ・イシイタカユキ)


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永山マキ
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