娘とのつながり
最近、友達と一緒にカフェをやりたいねという話が出たこともあってインスタを始めてみたら意外と楽しかったのと、離れて暮らしている娘とインスタでつながれるといううれしいおまけもついてきた。
子どもたちと一緒に暮らすことが出来なくても、近くに住んで子どもたちがご飯を食べにきてくれたり、たまには泊まっていってくれたらいいなと考えていたから、子どもたちと離れてから2年後くらいに一人暮らしを始めた。
子どもたちが住むところから電車で10分のところ。ギリギリ子どもたち二人が泊まれるくらいのいせまい部屋だけど快適。
1人暮らしを始めた頃は子どもたちが私のうちに遊びに来ることは難しい状況だった。でもいずれは子どもたちにおいしいごはんを作ってあげて一緒に食べたいという希望もあった。
10年以上、月に1回くらい、面会交流という名目で子どもたちと一緒に過ごしてきた。息子があまり来ない時期もあった。男の子だから買い物とかは興味がなく、友達と過ごす方が楽しかったんだろうし、もしかしたら私と娘が2人で過ごせば自分は行かなくてもいいんじゃないかと思ってたのかもしれない。
まだ小学生だった娘と二人でキッザニアに行ったときも、娘はお兄ちゃんがいないから気兼ねすることもなく自分がしたいことだけをして楽しんでいた。
近く人引っ越してきたことをすぐには子どもたちに言えなかった。
ママが近くに住んでいると知ったらどう思うかな?とか、
離れて暮らしている親は子どもと一緒に住みたいと、無責任なことは言ってはいけないと確か裁判所でもらったリーフレットに書いてあったこともあって、子どもたちを動揺させてしまうことは避けたかった。
結局引っ越しから2年くらいたった時、娘と2人きりの時に勇気を出して近く人住んでいることを伝えた。その話をしたら娘が目をキラキラさせて、「今からすぐママのおうちに行きたい」、と言ってくれたのを今でもよく覚えてる。すごくかわいかったから。
子どもたちに私のうちを教えてからは息子も含めて二人がうちに遊びに来てくれる機会も増えた。
娘と朝から買い物して、夕方までに私のうちに戻って娘と料理を作って、出来上がるころに息子が来てくれる、という幸せな時間を持てるようになった。
アボカドの切り方を教えてあげたり一緒ん餃子を包んだり
娘とおしゃべりしながら晩御飯を作るといつも息子が来る時までに出来上がらない。
出来上がったものをテーブルに運ぶと息子がつまみ食いしたり、娘が味見としょうしてつまみ食いしたりするのが本当に嬉しかった。
クラムチャウダーを作った時は、息子に「これ何ていうスープ?」って聞かれて、一緒に暮らしている時によく作っていたんだけど覚えてないか、と思いながらも息子がスープを飲み干してくれた時は嬉しかった。
娘は小さい頃、いつも同じ、好きなものを食べたがる子だった。
保育園でお弁当を持っていく時は必ず
から揚げ、ポテトサラダ、たらこスパゲッティとおにぎりだった。
保育園の先生に、「娘がいつも同じメニューにしてって言うから同じものを作ってますが、私他にもお料理出来ます」って聞かれてもいないのに言い訳してたくらいいつも同じお弁当の中身。
娘が小学校5年生くらいの時に娘の友達も一緒にお弁当を持っていちご狩りに行くことになった。
久しぶりのお弁当だから、から揚げをトマト味のチキンに、ポテトサラダをマカロニサラダに変えて、春先のいちご狩りは冷えるかもしれないからコーンスープを保温容器に入れて持っていったら、
娘はやっぱりから揚げとポテトサラダが良かったらしい。
娘に「そんなにいっぺんにメニューを変えなくてもいいのに」と寂しそうな顔で言われた時にはちょっと反省した。
そんな娘ももう20歳。
今では私がインスタにあげると必ずいいね、をしてくれる。
こどもたちにしょっちゅうラインするとうざいかな、と思って普段はあまり送らないようにしているけど、インスタに娘からのいいね、がつくと幸せで。
娘が私と一緒に料理を楽しんでくれるのも、
息子が盛り付けを手伝ってくれて3人で楽しい晩御飯を一緒に食べられるのも貴重な時間だからこそ子どもたちも大切にしてくれてる。
一緒に暮らしていたら、ママがご飯を作るのが当たり前でご飯の時もそんなに会話もなかったかもしれないなと、
子どもたちの為にメニューを考えて買い物と準備をする時間から、「もうおなか一杯で入らない、ママ作りすぎ」、と言われるまでほんとに幸せだし、
料理のインスタに時々『娘が好きなメニュー』とかつけて投稿すると娘がいいね、をつけてくれる。
子どもたちが20歳を過ぎて自分の世界が広がっている中で、インスタで子どもたちとまたひとつ接点が出来たことがうれしい。
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